ファンデーションの選び方&使い方を見直し!
エイジングケアになるファンデ使いとは?
きちんとファンデーションを塗っているのに、老けている印象を与えてしまう…その理由はツヤ不足です。加齢とともに失われる肌の輝きを復元すれば、若々しい肌によみがえります。
みなさんがファンデーションを変えたのはいつごろでしょうか。同じものをずっと使ったままである人も多いのでは?ファンデーション選びは、年齢にあわせて変えることがとても大切です。肌の悩みは歳を重ねるごとに変わりますし、ファンデーションがうまくのらなくなってきたら、別のものを試してみるべきです。
エイジングケア世代のファンデーションの選び方とは?
エイジングケア世代のファンデーション選びで鉄則なのは、老け顔を強調する明るめのファンデーションは使わないということです。白すぎるファンデーションと首の色の違いが大きくなり、とても不自然な仕上がりになります。この不自然さが老けた印象を与えます。若ければ多少は自分の肌色と違っても若さが消えることはありませんが、エイジングケア世代はそうはいきません。ファンデーションは自分の肌色と同じか、ごく近いことが理想です。色選びがファンデーション選びのポイントになるのです。
ファンデーションは大きく分けて、パウダリータイプとリキッドやクリームタイプがあります。リキッドやクリームタイプの方がシワが目立たずしっとりするので、エイジングケア世代に向いていると思われがちですが、今は加齢肌でも問題なく使えるパウダリータイプも増えてきました。使い勝手がよく、手軽で便利なだけでなく、しっとり感もキープできます。リキッドタイプはきちんと肌になじませないと、案外カバーできず老け感が出ることもあります。テクニックがなくてもパウダリータイプの方が若々しい肌を簡単に演出できます。ファンデーションを取る時も塗る時も、強すぎないようにスッと滑らせる程度の力加減が大切です。
エイジングケア世代に合ったファンデーションの使い方
ファンデーションを塗る時のポイントは、まず力加減です。パウダリーファンデーションを、ふわっと取ってスルッと塗るイメージをつかみましょう。スポンジをごく軽く当てて滑らせれば、広い部位へのひと塗りに十分な量が取れ、厚塗りになる心配はありません。塗る時は、肌を動かさないようやさしいタッチを心がけてください。
ポイントは、顔全体に塗らないことです。のっぺりと平面顔になってしまうのを避けるために、あえてムラ塗りをしましょう。頬、額の中心から塗り始め、輪郭まで1㎝のところまで塗ったら、あとは力を抜いてスポンジを滑らせるのみで十分です。粒子が細かく密着感のあるものが使いやすいでしょう。
肌悩み別!ファンデーションの選び方
・毛穴
毛穴は埋め込もうとしないことが大切です。基本の塗り方と同じく、軽く滑らせます。頬の毛穴カバーはスルスルと横に塗ります。スポンジを軽くあてて軽いタッチで横に滑らせましょう。薄づきでもファンデーションがしっかり密着して、毛穴が目立たなくなります。
小鼻はスポンジを二つ折りにして、中央に人差し指をあて、先端を使います。軽いタッチでポンポンとたたき込みましょう。
・シワ
シワには、両手を使って塗ることをおすすめします。スポンジを右手に持つとしたら、左手でシワやほうれい線の少し上の方の肌を軽く引き上げます。その状態のまま、やさしいタッチでファンデーションを塗れば、シワやほうれい線の中にもファンデーションが入りこみ、きちんとカバーできます。反対に肌を引き上げずに強いタッチでシワやほうれい線に塗ってしまうと、その部分は不自然な厚塗りになってしまいます。
・シミ
シワやほうれい線の凸凹をカバーするのと比べると、平面上のシミを目立たなくすることは、そこまで難しくないでしょう。一般的にシミにはコンシーラーを使いますが、ファンデーションと同じく、色が白すぎたりぼかし方が不十分だと、かえってシミが目立つこともあります。またほとんどのコンシーラーは、ファンデーションの前に使うよう表示がありますが、ファンデーションを重ねた時にスポンジでその部分をこすってしまったら、役目を果たさないことになってしまいます。
ここで提案したい簡単な方法が、ファンデーションの重ね塗りです。顔全体を仕上げたら、二つ折りしたスポンジの先にごく少量のファンデーションを取ります。そして気になるシミにやさしく重ねるだけです。薄めのシミはこれで十分、濃いシミはコンシーラーを使いましょう。
・立体感&くすみ
若々しい肌をめざすためファンデーションをあえてムラ塗りにしたものの、何か立体感が足りない。そんな時はハイライトカラーを使います。ファンデーションを仕上げた後、額、鼻筋、鎖骨の上など骨が出っ張っているところや高く見せたい部分に、ハイライトカラーを重ねます。ポイントは少量を狭い範囲にのせていくことです。部分使いでも顔全体にほどよいツヤと透明感がもたらされて、生き生きとした印象になります。ファンデーションと同じく、パールの粒が小さく繊細な輝き方を持ち、肌に溶け込むようななじみ色のものが、立体感をさりげなく強調してくれます。
・仕上げ
ベースメイクの仕上げには、ハンドプレスがおすすめです。優秀なパウダリーファンデーションが多いので、エイジング肌にもきれいにフィットしますが、肌がいまいちの状態だったり、のりがよくなかったりすることもあります。そこで最後に両手で優しく包み込むようなハンドプレスをしてみましょう。ファンデーションの粉が肌によくなじむように、掌を顔全体に優しく押し当てます。このひと手間が、ファンデーションのフィット感をより高めて、ツヤと透明感を生み出してくれます。
私たちが日中受ける外敵は、紫外線やそれにともなう乾燥だけではありません。空気中の花粉や大気汚染物質、重金属の微粒子、スマートフォンやパソコンから発生するブルーライト、赤外線など多様です。ファンデーションも、それに合わせて多機能性、高機能性をそなえたものがたくさん出ています。デイリーケアの一環として、自分に合ったものを選び、季節を問わずきちんとつけていきたいものですね。
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