たった2つのヨガポーズで
ホルモンバランスの調子を整えましょう
ホルモンバランスが崩れやすいアラフォー・アラフィフ世代。アラフォーに近づくと急激に女性ホルモンの分泌量が減っていき、女性特有の不調が出やすくなります。そのうえ、仕事や子供の世話、自分磨きなどプライベートも多忙を極める時期です。誰でも体力が落ちてくると、疲れやすくイライラするものですが、この年代の繊細な女性は顕著に出やすいようです。
体の巡りを良くするポーズで
ホルモンバランスを整えて
気をつけているつもりでも、加齢による体重増加、多忙による運動不足から筋力低下など、骨盤や股関節のゆがみなどが生じやすくなります。また、ホルモンバランスの乱れからストレスを感じやすく、疲労感、苛立ち、寝つきが悪い、頭痛、むくみなど、なにかと不調を感じやすくなります。このようにつらい症状は、ゆるやかに体を動かし、血液循環を促しながら副交感神経を優位にすることが大切です。
そこで今回は、股関節周辺をよくほぐして、体の巡りをよくするヨガポーズをご紹介します。今回ご紹介する2つのポーズは、ヨガの伝統書にも女性特有の辛い症状に効くとお墨付きですから、ホルモンバランスを整えてくれるはずです。是非、毎日の習慣にしてみて下さい。
ポーズ1:バッダ・コーナアサナ
(合せきのポーズ)
◆効果
このポーズは女性に大変効果的です。月経不順を治し、卵巣の機能を正常にします。 骨盤、腹部、背中が刺激され、血行が大変よくなりリラックス効果も得られます。 座骨神経痛を治し、ヘルニアを防ぐ事も出来ます。
◆注意する点やポイント
膝や鼠径部を痛めている人は、無理のない範囲で行いましょう。上体が上手く倒れない人は、ブランケットの上などに座り高さを出して、上体を倒れやすいように工夫してみて下さい。動作1:床に座り、足の裏を合わせましょう。両手は足の縁もしくは、足首を掴みます。
動作2:そのまま、体を左右にゆっくり揺らします。座骨(お尻の骨)も床から離すよう大きく動き、股関節からお尻までゆっくりほぐします。
動作3:膝をゆっくりと床から離し、ゆっくりと床に戻す動作を繰り返します。慣れてきたら、蝶蝶が羽を動かすイメージでパタパタと軽やかに動かしてみましょう。この動きを10回ほど続け、鼠蹊部から太もも内側の内転筋、太もも裏のハムストリングスをほぐします。
動作4:息を吸いながら背骨を伸ばし、息を吐きながら、ゆっくり上体を前に倒していきます。この時、顎は軽く引き首の後ろを伸ばすように意識しましょう。そのまま呼吸を数回続け、息を吸いながら上体を戻しましょう。
ポーズ2:サランバ・ブジャンガアーサナ
(スフィンクスポーズ)
◆効果
このポーズは、背骨を後ろに反らせ、背骨にストレッチを加えることで、周辺の筋肉組織を強化し、腹部の器官を強化し、マッサージします。特に、月経の不順と痛みの軽減や、便秘解消に効果大と言われています。
◆注意する点とポイント
背中に故障がある場合・頭痛を感じたら無理のない範囲で行いましょう。 腰を反ると言うよりは、みぞおちや胸、喉をゆっくり天井方向に引き上げ、腰周りはゆるやかに縮めるイメージで動作してみて下さい。動作1.床にうつ伏せになります。尾骨を踵の方へ向けるように、恥骨を引き入れ腰をフラットな状態にします。
動作2.肩の真下に肘を置き、前腕を平行にします。息を吸いながら両腕、両肘で床を押しながら、胴体上部を持ち上げて、緩やかな後屈になり5呼吸繰り返しましょう。
動作3.さらに目線を天井方向に向け、背骨を緩やかに天井方向へと伸ばします。口元・目の力を抜き、5呼吸繰り返し元の位置に戻りましょう。
いかがですか?どちらのポーズも腰痛などにも効果があるので、1日の疲れも解消してみて下さい。
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