乾燥肌の方は、ファンデーションがすぐに浮いてしまいがちです。ファンデーションののりが悪いからといって厚塗りすると、かえって崩れやすくなるでしょう。ファンデーションを正しく塗ることで、乾燥肌でも浮きにくくなります。ここでは、乾燥肌の人におすすめのファンデーションの選び方から塗り方のポイントまで詳しくご紹介します。
乾燥肌におすすめ!ファンデーションの選び方
乾燥肌の方は、次のようなファンデーションを選びましょう。
肌にやさしい成分配合のもの
乾燥肌は、水分や油分が不足してバリア機能が低下することで、刺激を受けやすくなっています。そのため、低刺激で肌にやさしい成分が含まれたファンデーションを使いましょう。また、アルコールやパラベン、人工着色料など、肌に刺激を与える可能性がある成分が含まれていないファンデーションがおすすめです。
保湿成分が配合されているもの
乾燥肌の方には、保湿成分が含まれたファンデーションがおすすめです。メイク前の保湿ケアにプラスして、保湿成分を含むファンデーションを使えば、肌のうるおいを長くキープできるでしょう。
なりたい肌の質感に合わせて選ぶ
ファンデーションの種類によって、仕上がりの質感が異なります。ツヤ感のある肌を求めるなら、リキッドファンデーションを選びましょう。乾燥肌をイメージさせない、ツヤのある肌へと導けます。
ただし、つけすぎるとテカリが気になってしまうので、パウダーと併用するのがおすすめです。また、保湿力とカバー力に優れたクリームファンデーションもよいでしょう。メーカーによって仕上がりが異なるため、自分に合ったファンデーションを見つけてみてください。
肌悩みに合わせて選ぶ
悩みの種類に合わせて選ぶと、肌トラブルを防げる可能性があります。例えば、肌のカサつきが気になる方には、水分と油分を含むクリームファンデがおすすめです。また、乾燥によってメイクが早く崩れがちな方は、クッションファンデを使ってみましょう。
クッションファンデには美容液が含まれているため、肌のうるおいを保ちやすくなります。ただし、保湿力が高すぎることでテカリが気になりやすく、扱いには注意が必要です。テカリが気になるときは、パウダーを併用してみましょう。
乾燥肌のファンデーションの塗り方のポイント
ファンデーションを正しく選んだら、次は塗り方を見直すことが大切です。次のポイントを押さえて、ファンデーションを正しく塗りましょう。
保湿成分配合の化粧下地を使う
ファンデーションを塗る前に、保湿成分が含まれた化粧下地を塗りましょう。肌が乾燥していると、ファンデーションが早く浮きやすいため、いかにうるおいを保つかが大切なポイントです。保湿成分によって肌のうるおいがキープされることで、メイクが崩れにくくなります。
ただし、化粧下地とファンデーションの両方ともが高い保湿力を持つ場合、肌がテカリやすくなるでしょう。自分に合ったベストな組み合わせを見つけてみてください。
ファンデーションと乳液を混ぜる
ファンデーションと乳液を混ぜると、水分と油分を補えます。ファンデーションが肌に密着しやすくなり、メイクが崩れにくくなります。乳液の量は、その日の肌の状態に合わせて調整することが大切です。
また、ファンデーションと乳液を混ぜる場合は、メイク前の保湿ケアで乳液を使わないようにしましょう。
スキンケアにオイル美容液をプラスする
保湿ケアのときに、オイル美容液をプラスすると、肌の保湿力がアップします。塗る順番は、化粧水、美容液、乳液、オイル美容液、クリームです。オイル美容液は油分を多く含むため、化粧水や乳液で水分を補ってから塗りましょう。
最初に塗ると、化粧水や乳液を弾いてしまう可能性があります。
乾燥肌の粉吹き、ファンデーションの浮き対策に!お直しのコツ
乾燥肌の方は、粉吹きやファンデーションの浮きに悩まされがちです。また、乾燥肌をカバーするために保湿化粧品を使いすぎて、かえってメイク崩れがひどくなる場合もあります。そこで、乾燥肌の方におすすめしたいメイク直しの方法とコツをご紹介します。
崩れが気になる箇所のみ乳液をつける
普段からメイクが崩れやすいところにだけ、乳液を重ねてみてください。入念に保湿ケアをしてからメイクをすると、崩れにくくなります。また、メイクが大きく崩れていない場合は、気になるところにだけ乳液を塗ると、メイクが復活します。
皮脂が浮いている箇所を軽くティッシュオフする
乾燥肌の方は、皮脂が過剰に分泌されやすいため、ファンデーションがすぐに浮いてしまいます。皮脂でファンデーションが浮いているところを軽くティッシュオフしましょう。クレンジング剤を使う必要はありません。
クレンジング剤は肌の油分を奪うため、1日に何度も使うと乾燥肌が悪化するでしょう。
化粧水と乳液で保湿する
ティッシュオフしたところにそのままファンデーションを重ねても、すぐに崩れてしまいます。化粧水と乳液で保湿して、ファンデーションの密着性を高めましょう。小さなボトルに化粧水と乳液を入れて、持ち歩くのがおすすめです。
また、保湿するときは、まわりに化粧水や乳液がついてメイクが崩れないように注意してください。綿棒を使うとピンポイントでのお直しがしやすいです。
ファンデがうすくなった部分にファンデをのせる
続いて、ファンデーションをのせましょう。顔全体に重ね塗りすると、かえってメイクが崩れやすくなります。必ず、うすくなった部分にだけファンデーションを塗ってください。
まとめ
乾燥肌の方はメイクのりが悪く、ファンデーションがすぐに崩れてしまいます。普通肌の人よりも入念に保湿ケアをしつつ、正しいメイク直しを心がけましょう。乾燥肌に合った保湿ケアとメイクを意識することで、メイク崩れに悩まされにくくなります。自分に合った保湿化粧品やファンデーション、化粧下地を探してみてくださいね。