美白のためのスキンケア!
シミもくすみもない透明肌へ
美白には、何より予防が大切です。シミはできてしまってからのケアが難しいもの。紫外線ケア、美白化粧品を日常的に取り入れていきましょう!
美白のメカニズム&美白スキンケアアイテムの選び方と使い方のコツ
美白のメカニズムとはどんなものなのか、美白化粧品のしくみから考えてみましょう。
まず肌に紫外線があたると、表皮内からシミの原因となるメラニンを作る指令が出ます。それに対し、美白化粧品には「指令を作り出す成分をブロックする」ことと、「メラニンを作る指令から生まれる成分をブロックする」役割があります。美白で大切なことは、将来できるであろうシミの予防と、今すでにできているシミの改善なのです。
次に、美白に有効な主な成分をご紹介します。
【カモミラET】
メラニンを作る指令を出す「エンドセリン」の働きを抑える
【トラネキサム酸】
肌荒れ防止成分もあり。メラニンの生成を抑える
【t-AMCHA】
メラニンを作る指令を伝える情報伝達物質「プロスタグランジン」の生成を抑える
【m-トラネキサム酸】
メラニンの過剰生成を抑える
【TXC】
複数の情報伝達物質にアプローチして、正常なメラニン生成を促す
【ビタミンC誘導体】
美白成分の代表格。メラニンに変化する物質「チロシナーゼ」を抑え、今ある黒いメラニンに作用して、淡色化する作用もある
【アルブチン】
メラニンを作る指令が出てから最初にできる成分「チロシン」と「チロシナーゼ」の結合を防ぐ
【コウジ酸・エラグ酸】
「チロシナーゼ」の活性化を防ぐ
【ルシノール】
チロシンを寄せ付けない作用がある
【プラセンタエキス】
美白成分があり、比較的安価
【4MSK】
たまったメラニンを排出する
【マグノリグナン・リノール酸】
「チロシナーゼ」を分解する
これらの美白に効く成分パワーを発揮させるには、ターンオーバーの正常化が必須です。なぜなら、ターンオーバーが乱れるとメラニンが蓄積してシミができるからです。角質ケアを定期的に行い、古い角質を除去していきましょう。さらにマッサージなどで血行をよくして、代謝を促すこともオススメです。
美白のためのスキンケアは年代別や季節ごとにかえたほうがいいの?
効果的な美白ケアをするためには、シミの種類を見極めることも大切です。タイプによっては使っている美白化粧品だと効果がなかったり、悪化を招くことも。ここでは、年代別によくみられるシミの症状と、それに対する効果的な成分をご紹介します。
■20代
間違ったクレンジング・ニキビ・虫刺されの跡などから起こる「炎症性色素沈着」や、いわゆるソバカス「雀卵斑」を発症します。前者は炎症が原因なので、年齢に関係なく全身にできる場合も。できてすぐなら美白化粧品が効きやすいですが、濃くなったり広範囲の場合は、「ハイドロキノン」などの塗り薬がよいでしょう。後者は遺伝的な要素も強いですが、メラニン生成をまずは抑えたいところ。UVケアと美白ケア両方を心がけましょう。
■30代
肝斑に悩む方も増えてきます。女性ホルモンが大きく関与しており、閉経すると自然と治るケースも。また、摩擦による炎症が原因となることもあります。トラネキサム酸の服用の他、レチノイン酸やハイドロキノンなどの医療クリームが効果的です。
■40代・50代
もともとあったシミ部分の角質が分厚くなり、茶色く盛りあがった「脂漏性角化症」が出る方も。紫外線に長い間あたってダメージを受けている証拠です。クリニックでレーザーなど治療を行い、紫外線対策をしましょう。 また、50代では紫外線の影響で引き起こされる「老人性色素斑」が代表的な悩みでしょう。ビタミン、C、E、K、LIシステインが有効です。
季節ごとのUVケアも大切
紫外線は3~4月から増え始めるので、日焼け止めの塗り忘れには注意しましょう。また、花粉や乾燥で肌が荒れやすく敏感になる季節でもあります。極力、肌に優しいケアを行いましょう。 夏は、紫外線対策を徹底的に行いましょう!長時間紫外線にあたりそうな日は前日から美白ケアを行い、ビタミンCなどの抗酸化作用のある食べ物を摂取するのがオススメです。 秋は乾燥しやすくターンオーバーが遅れ気味に。古い角質を取り、十分に保湿をしましょう。行楽シーズンでもあるので紫外線対策は必須です。 冬は紫外線が増え始める春に向けた肌作りを。十分に保湿し、紫外線を防止する日中美容液を使いましょう。
美白のためのスキンケア豆知識!
・徹底した紫外線対策や、紫外線にあたってしまった後の対処法
紫外線は一年中降り注ぎます、つまりメラニンも一年中作られるということ。対策は365日続けましょう。豊富な種類が出ている日焼け止めを用途に合わせて使い分け、サングラスや帽子、小物などでできるだけ紫外線を防ぎます。
またシミやシワ、たるみの原因となる紫外線A波は窓ガラスを通り抜けるので室内でも気を抜かないようにしたいもの。
紫外線を浴びてしまった後は、まず体が脱水状態になっていることもあるので水分をたっぷり取り、濡らしたタオルで冷やします。赤みが治まったらビタミンC誘導体配合の美白化粧品で保湿しましょう。また抗酸化作用のある食品でさらに肌への影響を抑えれば効果的です。逆に柑橘系やキュウリなどに含まれる「ソラレン」という物質は、紫外線への感受性を高めるので外出前には摂取を控えましょう。
・サプリでビタミンCなどを補給!
美白やシミ対策として一番知られている成分、ビタミンCは美肌の万能成分をもっています。ビタミンCのサプリを選ぶポイントは、タイミング。ビタミンCは水溶性なので代謝がとても早く、体内にためておくことができません。そのため、こまめに飲むのが正解ですが、それが難しい方には持続型、タイムリリース型といったタイプを選んでみましょう。またビタミンCは酸化しやすいので、ビタミンEと一緒に摂取し、還元作用を利用するのも賢い方法です。
・フェイスだけでなく、ボディの美白ケアも大切!
「スキンケアやメイクは毎日していてもボディはほったらかし…」という方、意外に多いのではないでしょうか。しかしボディの皮膚も、フェイスと同じく外的刺激や体の内部からの影響で様々なトラブルが起こります。肩や背中、胸元の激しい日焼けの跡にできるシミ「花弁状色素斑」や、デコルテや二の腕のくすみ、そして手の甲のくっきり日焼けなどの悩みには、まず保湿。フェイスと同じくターンオーバーを促すことが大切です。セラミドやヒアルロン酸配合のボディクリームと、ビタミンCやアルブチンなどの有効成分配合のクリームを組み合わせてケアしましょう!
まとめ
美白は1日してならず。今しているケアが、将来のあなたの肌の状態につながります。ターンオーバーが遅くなることはメラニンの排出をも遅らせると肝に銘じて、日々の紫外線対策や美白ケアをしっかり行いましょう!
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