年齢とともに気になるシワやハリ。日々のスキンケアで少しでも改善したいところでしょう。おすすめは、シワ・ハリクリームを適切な頻度で正しく使うことです。ここで気になるのが成分や使い方ではないでしょうか。そこで今回はシワ・ハリクリームの成分や使い方などについて詳しくご紹介します。
年齢とともに気になるシワ・ハリのよくあるお悩み
年齢とともにシワが深くなったり数が増えたりするほか、肌のハリが失われて細かいシワやたるみが目立つようになります。まずはシワ・ハリが目立つ部位について詳しくみていきましょう。
シワが気になる箇所
シワが気になりやすいのは皮膚が薄い目もと、目じり、口もとなどです。皮膚が薄い箇所は乾燥しやすいため、ちりめん状や線状のシワが目立ちます。また肌の弾力が失われることで、笑ったときに刻まれたシワが戻らなくなる「表情ジワ」は、口もとや眉間、目じりなどにできやすい傾向があります。
そのほか紫外線によって肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが悪影響を受けてできる「紫外線ジワ」にも注意が必要です。紫外線は顔全体に影響を及ぼします。
ハリのなさが気になる箇所
ハリのなさが目立つのは、目もとや頬などです。肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンが紫外線や加齢の影響で減少することで、肌を支えられなくなってたるみが目立ちます。目もとのたるみはパソコンやスマートフォンの使用でまばたきの回数が減り、筋力が低下することも原因の1つです。
日々の何気ない習慣がハリ不足を引き起こします。
シワ・ハリクリームの効果って?|正しい使い方とは
シワ・ハリクリームは、肌にうるおいとハリを与えてケアするアイテムです。スキンケアへの取り入れ方や使い方について、詳しくみていきましょう。
使う順番
スキンケアの順番は、洗顔、化粧水、乳液、美容液、シワ・ハリクリームです。シワ・ハリクリームは、シワ・ハリが気になる箇所に塗りましょう。油分が多く含まれているため、皮脂が多い小鼻やおでこは避けてください。
スキンケアでしっかり肌を整えた後に使用
シワ・ハリクリームは、化粧水や美容液で肌をしっかり整えた後に使うことが大切です。先にクリームを塗ると、化粧水や美容液が肌へ浸透しにくくなります。メイク崩れの原因にもなるため、肌を十分に整えることを意識しましょう。
朝晩2回使う
シワ・ハリクリームの使用頻度は商品によって異なりますが、朝晩の1日2回が基本です。メイク前のスキンケアと、入浴後のスキンケアに取り入れましょう。
肌をこすらないようにやさしくのばす
シワ・ハリクリームは、肌をこすらないようにやさしくのばすことが大切です。クリームを強く押しつけたりこすったりしても肌への浸透性は高まりません。肌をこすると乾燥によるシワやハリ不足の原因になったり、くすみができやすくなったりします。正しい方法で塗ることを心がけましょう。
シワ・ハリクリームの選び方
さまざまなシワ・ハリクリームがありますが、どれを選んでもよいわけではありません。自分の肌にあうことを前提に、成分やテクスチャー、保湿力などで選ぶことが大切です。それではシワ・ハリクリームの選び方について、詳しくみていきましょう。
成分で選ぶ
シワ・ハリのケアに役立つ成分が含まれているクリームを選ぶことが大切です。シワには、皮膚の粘膜を健康に保つレチノール、シワの改善が期待できるナイアシンアミドなど、ハリ不足には、エネルギーの生成に欠かせないコエンザイムQ10、コラーゲンの生成を促すビタミンCなどがおすすめです。
テクスチャーで選ぶ
シワ・ハリクリームは、塗りやすいものを選ぶことが大切です。塗りにくいものだと、すみずみまでクリームを塗れなくなり効果が失われてしまいます。
目もと…皮膚が動いて塗りづらいため、やわらかくのびがよいテクスチャーのものがおすすめです。
口もと…多少、硬いテクスチャーのものでも問題なく塗れます。
おでこ…皮膚が動くため、やわらかくのびがよいテクスチャーのものを選びましょう。
塗る箇所にあわせて、テクスチャーが異なるシワ・ハリクリームを購入してもよいかもしれません。
保湿力で選ぶ
肌のシワとハリは、どちらも乾燥が関係しています。保湿力が高いシワ・ハリクリームでケアすることが大切です。次の成分が含まれたものを選びましょう。
セラミド…肌のもっとも外側にある角層の角層細胞同士のすき間を満たす成分です。肌のバリア機能を維持するために欠かせない成分ですが加齢とともに減少します。そのため、シワ・ハリクリームで外部から補うことが大切です。
コラーゲン…肌の弾力を保つ成分です。コラーゲンは紫外線や乾燥など、あらゆる原因で減少します。肌内部のコラーゲンが増えるわけではありませんが、コラーゲン含有の化粧品を使うことで、肌のうるおいを保ちやすくなります。
ヒアルロン酸…ヒアルロン酸は表皮の奥にある真皮において、細胞と細胞の間に存在する成分です。多くの水分を抱える性質を持ち、肌のうるおいを保つ役割があります。ヒアルロン酸は加齢や乾燥で減少するため、外部から補うことが大切です。
上記、3つの成分がすべて含まれたシワ・ハリクリームがおすすめです。自分の肌と相性がよいとは限らないため、テスターでチェックしましょう。
まとめ
シワとハリは、加齢とともにどうしても気になるものです。できるだけ早く対策を始めることで、うるおいとハリのある肌を保ちやすくなります。間違ったスキンケアは、かえってシワやハリ不足、くすみなどのリスクを高めます。日々のスキンケアや生活習慣を見直しつつ、自分にあったシワ・ハリクリームを正しく使って健やかな肌を保ちましょう。