シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説

シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説

シワといっても表情ジワや真皮ジワなど、さまざまな種類があります。それぞれ原因や対処法、予防法が異なるため、1つずつ確認しておくことが大切です。シワの種類に応じて適切に対処しましょう。ここではシワの種類ごとの特徴、原因、対処法、予防法について詳しくご紹介します。

気になる目もと、口もとのシワ…シワにはどんな種類があるの?

シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説

シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説

目もと、口もとなどのシワには、どのような種類があるのか詳しくみていきましょう。

表情ジワ

表情ジワは、笑ったり怒ったりするときにできる目もとや口もとのシワが元に戻らなくなったものです。表情の変化によってできるシワは一時的なものですが、加齢とともにシワが消えなくなります。

真皮ジワ

肌は外側から順に表皮・真皮・皮下組織で成り立っています。このうち真皮のコラーゲンやエラスチンの減少によっておこるのが真皮ジワです。溝が深いシワのため、とても目立ちます。

たるみジワ

たるみジワは、コラーゲンやエラスチンなどのハリ成分が減少することで肌がたれ下がってできるシワです。頬や口もと、目もとなどにできやすい傾向があります。

ちりめんジワ(小ジワ)

ちりめんジワは、肌の表面にできる浅く細かいシワです。目をこすったり紫外線を浴びたりすることが主な原因とされています。

シワができる原因について

シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説

シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説

シワができる原因はさまざまです。原因が重なることでシワができやすくなるため、予防のためにも原因について確認しておきましょう。

加齢による肌の弾力低下

加齢とともに肌の弾力を保つヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどが減少することで、肌が乾燥したりたるんだりしてシワができます。

加齢による乾燥

加齢とともにヒアルロン酸やセラミドなど、肌のうるおいを保つ成分が減少します。その結果、肌が乾燥しがちになることでちりめんジワができやすくなります。また、肌のバリア機能が低下することで紫外線の影響を受けやすくなるため、真皮ジワやたるみジワのリスクも高まるでしょう。

女性ホルモン量の低下

成人以降は加齢とともに女性ホルモンが減少する傾向にあります。女性ホルモンのうちエストロゲンが減少することでコラーゲンやエラスチンまで減少し、結果的に真皮ジワやたるみジワのリスクが高まります。

光老化

光老化とは、紫外線の影響で肌が老化する現象です。肌が厚くごわつくことでシワが現れます。またコラーゲンやエラスチンが破壊されることで肌の弾力が失われ、たれることでたるみジワができます。

シワを予防するためにできることとは?

シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説

シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説

シワを予防するには、原因をできるだけ取り除くことが必要です。シワの予防に繋がる意識やケアについて詳しくみていきましょう。

表情のクセを直す

表情ジワを防ぐために、目を細めたり眉間にシワを寄せたりするクセを直すことが大切です。しかしクセをすぐに直すことは難しいでしょう。無意識に目を細めたり眉間にシワを寄せたりする場合は、周りの人に指摘してもらうことをおすすめします。

「クセを直そう」ではなく、「指摘されないようにしよう」と意識することで直りやすくなる可能性があります。

保湿ケアの徹底

乾燥を防ぎバリア機能を高めるために、保湿ケアを徹底することが大切です。空気の乾燥や摩擦、日差しなど、さまざまな原因で肌の水分が奪われます。朝のメイク前と夜の入浴後だけではなく、メイク直しのときにも保湿ケアをしましょう。

化粧水や美容液で、ヒアルロン酸やセラミドなどを補給してください。

紫外線ケア

紫外線によるコラーゲンやエラスチンの減少などを防ぐために、紫外線対策を徹底することが大切です。日やけ止めを塗ったり日傘をさしたりするほか、帽子やサングラスなどを着用しましょう。帽子は顔が影になるようにつばが広いものを選ぶことをおすすめします。

日やけ止めは、外出先や外出時間に応じてSPFとPAを適切に選びましょう。SPFは、肌の表面に炎症を引きおこすUVBによる影響をどれだけ引き延ばすかを示しています。PAは、肌の奥深くへ侵入しコラーゲンやエラスチンに悪影響を与えるUVAを防ぐ能力を示します。

散歩や買い物などには、SPF20~30、PA++程度、屋外でのスポーツやレジャーには、SPF30~40、PA+++、炎天下でのレジャーやマリンスポーツにはSPF40以上、PA+++以上のものがおすすめです。

日やけ止めは汗で流れるため、どれだけSPFの数値が高くても、こまめに塗り直す必要があります。

できてしまったシワへの対策

シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説

シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説

すでにできたシワは、これ以上悪化しないように対策するしかありません。それでは、すでにできたシワへの対策方法を詳しくみていきましょう。

乾燥による小ジワを防ぐために保湿ケアをする

乾燥による小ジワを放置すると、数が増えたり溝が深くなったりします。そのため日々のスキンケアや正しい洗顔で乾燥を防ぐことが大切です。化粧水や美容液で肌にうるおいを与えるほか、加湿器で部屋を乾燥させないようにしましょう。

洗顔料を十分に泡立てて、やさしく丁寧に洗うことを心がけてください。

刻化させないために紫外線対策をする

シワが深くなるのを防ぐために、今からでも紫外線対策をすることが大切です。紫外線を浴びてすぐにシワが深くなるわけではありません。時間をかけて少しずつ影響が現れるため、対策を始めるのに遅すぎることはないでしょう。

まとめ

シワには、表情ジワやちりめんジワなど、さまざまな種類があります。加齢とともに減少するヒアルロン酸やコラーゲンなどをできるだけ減らさないことが大切です。今からでもシワの対策を始めることで、10年後や20年後の肌の健康を守れる可能性があります。日々の正しいスキンケアや紫外線対策などを徹底しましょう。