この時期にありがちな「肌のかゆみ」、どうする?
誰にでも起こりうるトラブル、「肌のかゆみ」。
実は、その原因は、肌の「バリア機能」と深く関係しています。
私たちの皮膚には、外界からの異物や刺激から肌を守りながら、 体内から水分が蒸発するのを防ぐ「バリア機能」があります。
乾燥した環境にいると、皮膚表面の角層の水分量が減少し、 その機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下すると、肌表面は乾燥し「ドライスキン」になります。
ドライスキンでは、本来、肌の真皮層で留まっている 「知覚神経線維(かゆみを感じる神経)」が肌表面に近いところまで伸びて ピリピリとした感覚刺激を受けやすくなり、 少しの刺激でもかゆみを感じてしまうことに…。
対策として何よりも大切なのは、 バリア機能が正常に働くように導く「保湿」ケアです。
化粧水でたっぷり水分を与えてから、乳液で“蓋”をしましょう。
また、感覚刺激を受けにくいように、洗顔後すぐに肌を保護して守ってくれる美容液 などをお手入れに組み込むのもおすすめ。
それでも、かゆみが続くようなら、皮膚科専門医に早めに相談しましょう。