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2018.12.25

山本草太選手へのインタビュー

2度の骨折と3回の手術を乗り越えて

グランプリシリーズ初出場で自己ベスト、本当におめでとうございます。
2年前に出場が叶わなかったNHK杯に出場されて、ケガからも完全復活ですね。今のお気持ちをお聞かせください。
「2年前のNHK杯から出られなくて、すごく悔しかったですし、辛い思いもいっぱいしたんですけど、今こうやってNHK杯に出られて、すごく楽しかったです。乗り越えなくちゃいけない課題もたくさん見つかったので、またこの舞台に出られるように、頑張っていかなくてはと思っています」
山本選手はここ何年かケガに苦しまれたと思いますが、そのときの気持ち、可能な範囲で教えてください。
「初めてケガをしたのが高1の3月で、そのとき手術もしたんですけど、前向きに取り組めていました。復帰も早くできて順調かなと思っていたところで、またケガをしてしまいまして。3回目の手術を終えた頃には、もう気力もなくなっていました。歩くのも痛くて、松葉杖での生活もとても不便でした。完全にスケートから離れてしまった状態で、純粋に辛かったですね」
そこから今日まで、どのような過程を経て復活されたのですか。何をモチベーションに励まれたのでしょうか?
「やっぱり一番は家族の存在ですね。家族の支えがあったので、ここまでこられたと思っています。それと、ケガが治ってきたときに、久しぶりにスケートを滑ってみたら心の底から「楽しい!」という気持ちが湧いてきて、嗚呼、スケートをこのまましていたいなぁという気持ちが戻ってきたんです。そこからどんどん目標もできましたね。すごくシンプルですけど「フィギュアスケート」と「家族」が僕の総てのモチベーションですね」

フィギュアスケートと大学生活との両立

現在、大学生でいらっしゃいますが、どのような環境で練習していますか?
また、フィギュアスケートと学業の両立は大変ではないですか?
「愛知県の中京大学に通っています。大学構内にリンクがあるので、授業がある日はそこで練習をしています。大学に入る前は、邦和スポーツランドというリンクで練習していたので、その2つのリンクで、都合がいいほうで練習しています。やはり両立は大変ですね。スケートを一番に頑張りたいのですが、勉強も最低限はやらないと、単位が取れないですし。本当に大変ですね」
とちょっと苦笑いをされました。では、友達と遊ぶ時間は無いですよね?
「それはほとんど無いですね。全く時間が無い訳ではないのですが、時間ができたら体を休めることに使いますね」
リフレッシュ方法で、何か決めているものはありますか?
「時間が少しでもあったらお風呂に入りますね。あとはゲームをして気分転換をしますね。でも、何もせずにゆっくりしている時間が、リフレッシュできている瞬間だと思います」
以前、憧れている選手は羽生選手と伺いましたが、変わっていないですか?
「そうですね、羽生選手はもちろん憧れです。僕自身まだまだ気持ちの面で弱いところがあるので、競技者として強い気持ちを持って臨んでいるところなど、見習わなければいけないと思っています。羽生選手以外にも、本当に素晴らしい選手がたくさんいるので、正直なところお一人には絞れないですかね。色々な選手から見習うところがたくさんあるので」とどこまでも謙虚な山本選手のお人柄が伝わってきました。
宇野選手も同じ中京大学ですよね?
「はい、同じです。なので、毎日同じリンクで一緒に練習していますね。
練習中はあまり話したりすることはないんですけど、練習が終わった後とかは、本当に記憶にも残らないような他愛もない話をしたりしていますね」と笑って答えてくれました。
ちなみに、1日の練習量はどのくらいなのですか?
「僕はメリハリをつけてやりたいタイプなので、1日2〜3時間ですね。少なめな方だと思います。4時間くらいやる選手もいますよ」
ととても計画的な考えをお持ちでした。

NHK杯の勢いを、全日本選手権に

NHK杯のフリーでは「信長協奏曲」という演目で、鮮やかな連続ジャンプや、
華麗で力強いステップが印象的でした。またキス&クライで得点の出たあとに
笑顔で深々とおじぎをする姿に心を掴まれたファンの方も多いと思います。
次は、全日本選手権を迎えることになりますが、今後に向けての意気込みを
聞かせてください。
「時間はまだありますので、もっともっとしっかりと練習をしなきゃいけないと、今回のNHK杯で思えたんです。なので、練習あるのみですね! 頑張ります」
とご自分に言い聞かせるように語ってくださいました。
まだ18歳という若き戦士。ケガをも乗り越え、学業にも励むそのしなやかな
闘志は、これからますます漲っていくのでしょう。
山本選手の頑張りに、熱い応援を続けていきたいですね。

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