スキンケア不足や間違ったメイクが原因で、肌の色がくすむケースがあります。白い肌を手に入れたい場合、どのようなスキンケアやメイクが必要なのでしょうか。ここでは白い肌の魅力や白い肌を手に入れるためのスキンケアやメイク、生活習慣などについて詳しくご紹介します。

白い肌に憧れる方は少なくありません。そもそも白い肌の女性がなぜ魅力的と思われることが多いのか、詳しくみていきましょう。

アジア圏では白い肌に憧れる傾向がある

黄色人種が多いアジア圏では、白い肌に憧れる人が多い傾向にあります。肌のトーンアップを目指したスキンケアやメイクの方法を模索している方が少なくありません。

浮世草子「色が白いは七難隠す」

江戸時代に生まれた文学「浮世草子」の作品には、「色が白いは七難隠す」ということわざが登場します。これは、「色が白い女性は顔貌に多少の欠点があっても、それを補えるだけの美しさがある」という意味です。このように、日本では古くから白い肌が魅力的との認識が定着しています。

白は清潔、純潔などのイメージがある

白色に対して、「清潔」や「純潔」などのイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。どの色にも染まっていないために、「原点」や「本来の姿」といった言葉が思い浮かぶ方もいるでしょう。清潔や純潔、本来の姿といったイメージに魅力を感じる方は、白い肌にも魅力を感じる可能性があります。

白い肌の人にも悩みがあります。白い肌を目指す前に、悩ましいポイントについて確認しておきましょう。

シミ、そばかすができやすい

人の肌の色を決めるのは、メラニン色素の種類と比率です。メラニン色素には、紫外線から肌を守る役割もあるのですが、肌が白い人はメラニン色素の量が少ないため紫外線によって大きなダメージを受けてしまいます。そのため、紫外線を受けたときには多量のメラニン色素が生産されて肌を守ろうとするのです。

そして、メラニン色素が肌に沈着することでシミやそばかすが発生します。

肌荒れや産毛などが目立ちやすい

白い肌は赤みや湿疹、産毛などが目立ちやすいため、肌のみた目が気になる方が少なくありません。より入念なスキンケアや産毛の処理が必要になります。

日焼けすると赤くなりやすい

白い肌の人はメラニン色素の量が少ないため、日光に当たると簡単に赤くなります。白い肌に生じた赤みは目立つため、見た目が気になってしまうでしょう。

それでは、白い肌の作り方について、「スキンケア」、「メイク」、「生活習慣」に分けて詳しくみていきましょう。

スキンケア

白い肌を作りたい方は、次のようにスキンケアをしましょう。

美白化粧品を使う

美白化粧品には、メラニンの排出や還元を促したり、メラニンの生成を抑えたりして白い肌へ導く働きがあります。美白化粧品を日常的に使うことで、肌の色をトーンアップできるでしょう。

透明感をだすためには保湿が大切

肌がダメージを受けるとメラニン色素が分泌されて、シミやくすみができます。透明感のある肌を目指すのであれば、日々の保湿ケアで肌へのダメージを抑えましょう。

日焼け止めクリームで紫外線対策をする

紫外線は、メラニン色素の生成を促して肌を黒くするため、日焼け止めクリームで徹底的に防ぎましょう。日傘や帽子、アームカバーなど、さまざまなアイテムを併用すると効果的です。

メイク

白い肌を演出するには、どのようなメイクが必要なのか詳しくみていきましょう。

化粧下地やファンデーションでトーンアップさせる

化粧下地やファンデーションには、肌のくすみやシミのカバーや、透明感のアップなどの役割があります。白い肌へと導くための必須アイテムです。

透明感のでるハイライトやパウダーで仕上げ

透明感がでるハイライトやパウダーをTゾーンやあご、口元にのせることで、立体的でツヤがある白い肌を演出できます。

生活習慣

白い肌を目指すには、トラブルのない肌を保つ必要があります。肌の健康を守るために、次の習慣を身につけましょう。

活性酸素対策をする

喫煙習慣やストレスは、活性酸素が大量に発生する原因です。活性酸素は健康を保つために欠かせないものですが、大量に発生するとニキビやしみ、たるみ、皮膚の炎症などを引き起こします。喫煙を控えたりストレスをこまめに解消したりして、活性酸素の大量発生を防ぎましょう。

ビタミンやリコピンを上手に摂取する

活性酸素を除去するために、ビタミンCやビタミンE、リコピンなどの抗酸化成分を意識的にとることが大切です。ビタミンCはレモンやオレンジ、リンゴ、ビタミンEはピーナッツやアーモンド、ブロッコリー、リコピンはトマトやマンゴーなどに多く含まれています。

ムダ毛が目立つ人は脱毛を

ムダ毛が多いと肌がトーンダウンします。白い肌になってもムダ毛が目立ってしまっては元も子もありません。セルフケアは肌トラブルがおきるリスクが高いため、脱毛も検討しましょう。

脱毛サロンに通う

脱毛サロンでは、光脱毛器で発毛組織にアプローチしてムダ毛を減らす施術を受けられます。ムダ毛の量が減ることでセルフケアの頻度を減らせるため、肌トラブルの防止に繋がるのです。

脱毛クリームを使う

脱毛クリームでムダ毛を定期的に処理するのも1つの方法です。ただし、脱毛クリームは肌から出ているムダ毛を溶かして除去するアイテムのため、減毛の効果はありません。また、肌のタンパク質まで溶かすことで、肌トラブルがおこりやすくなるので前後の保湿ケアを徹底して肌へのダメージを減らすことが大切です。