今のメイクで満足してる?メイクを変えてもっとキレイになっちゃおう!
自分自身の「顔」を印象づける大切なメイク。とはいえ、何年も前からずっと同じメイクをしている、今の自分に似合うメイクがわからない…といったビューティエテルナ世代も多いのではないでしょうか?
自分を魅力的に見せるメイク方法をマスターできたら、毎日がもっと楽しく、もっとキレイになれるはず!初めてメイクをしたときのドキドキした気持ちを思い出して、メイクの仕方を基本からおさらいしましょう。
基礎編・メイクの仕方
キレイになりたいと思って、見よう見まねで初めてメイクをしたのはいつのこと…?
メイク初心者さんもベテランさんも、ここはいったん自己流メイクをリセットしましょう。まずは下準備となるスキンケアから、基本的なメイクの手順やポイント、メイク用アイテム、便利なツールなどをご紹介します。
●基本的なメイクの流れ
・保湿
朝のスキンケアは、メイクの仕上がりを左右する大事なステップ。基本は肌への水分補給と適度な油分を与えることです。忙しい朝は、スキンケア後すぐにメイクをしてしまいがちですが、これはメイクがヨレやすくなるため化粧崩れの原因になってしまいます。5〜10分の間、スキンケアのうるおい成分が肌にきちんと浸透するのを待ちます。そんな時間がないというときは、肌表面に残った余分な油分をティッシュで軽くおさえてからメイクをスタートしましょう。
・下地
シミやくすみなど、肌のトラブルを消し去るために、ビューティエテルナ世代に欠かせないのが化粧下地。肌のトーンを明るく見せる効果や、肌表面をなめらかに整える効果、次に使うファンデーションとの密着感を高める効果などが期待できます。また、UV効果のある下地を使うと、紫外線から肌を守りながら肌色補整ができるので便利です。
・ファンデーション
肌の質感をワンランク高めるファンデーション。パウダータイプとリキッドタイプが主流です。やさしくふんわりした印象に仕上げたいならパウダー、ツヤっぽくメリハリのある仕上がりにしたいならリキッドがおすすめです。また、下地とファンデーションは、同じブランドでセット使いすることで肌との密着感が高まり、よりキレイに仕上がります。
・チーク
くすみが気になる肌に自然な血色感と生き生きとしたハリ感をプラスするチーク。笑ったときに高くなる頬骨部分を中心にふんわりと広めに入れるのがポイントです。
・アイ&リップメイク
アイシャドウ、アイライン、マスカラ、アイブロウ、リップなど、目元と口元を華やかに演出するのがポイントメイクの役割です。ただ漠然と塗るのではなく、どんな印象になりたいか、ファッションとのバランスはどうか、シーンに合っているかなど、TPOを意識できるようになったら、今より一歩進んだ自分らしいメイクが楽しめます。
●メイクに使う基本アイテム
「メイク製品ってたくさんありすぎて、何を使ったらいいか分からない」といった声をよく聞きます。ここでは、メイク初心者にも使って欲しい基本的なアイテムをご紹介します。
・下地とファンデーションでなりたい肌づくり
顔の中でいちばん面積が広く、目につきやすいお肌。メイクの8割は肌で決まると言われるほど、“キレイの鍵”を握っているのがベースメイクなのです。下地を選ぶポイントは、肌の悩みをカバーできるかどうかで、肌色ムラを均一に整えたい、シミ・くすみ・毛穴をカバーしたい、肌のトーンを明るくしたいなど、肌の悩みに合った下地を選ぶことがポイントです。
ファンデーションは、美しい肌をつくる大切なアイテム。パウダー、リキッド、クリーム、エマルジョンなど形状は様々ありますが、手軽に使え、誰でも簡単に美しく仕上がるという点では、パウダータイプがおすすめです。また、きちんとした肌印象が際立つのはクリームやエマルジョンタイプ、ツヤっぽく内側から輝くようなつるんとした肌が欲しいならリキッドタイプを選びましょう。
・ポイントメイクで自分らしさを引き立てる
下地とファンデーションは、あくまで素肌以上の素肌美を演出するベースアイテム。自分らしい印象を際立たせるのは、ポイントメイクです。ただし、ポイントメイクをやりすぎると全体のバランスが崩れるので、程よい仕上がりを意識することが大切です。目元をくっきり印象づけるアイシャドウは、肌なじみのいいブラウン系がおすすめ。まつ毛はビューラーでカールし、ロングタイプの黒マスカラを重ねましょう。頰にはほんのりピンクのチークをなじませ、リップは唇の自然な血色感を演出するピンク系やコーラル系を選ぶと上品なナチュラルメイクに仕上がります。
●メイクに使う便利なツール
ブラシやスポンジ、パフ、チップなど、メイクをする上で欠かせないツール。実は、身近にあるものをメイクツールとして代用できるのをご存知ですか?
・ブラシ
ブラシは、フェイスブラシ、チークブラシ、アイシャドウブラシ、アイブロウブラシなど、パーツごとに形や大きさが異なります。アイテムに付属されているブラシをそのまま使用しても問題ありませんが、使いやすい上質なブラシを数本揃えておくと、メイクの腕もアップするでしょう。
・指先
指先は何よりも万能なメイクツール。パフの代わりにリキッドファンデーションを伸ばしたり、チップのようにアイシャドウをぼかしたり、指先でポンポンポンとチークをなじませたりすることができます。万能な指先を使わない手はありません。
・綿棒、コットン、パフ
メイクの修正やメイク直しで活躍するのが、日常生活でも欠かせない綿棒やコットン、パフなどです。例えば、つけたてのマスカラが肌についてしまったら、綿棒の先で取り除いたり、チークを濃くつけすぎてしまったら、パフでポンポンとなじませるなど。チークをコットンに含ませてポーチに入れておけば休憩時間にササっと化粧直しもでき、使い方は自由自在です。
●もっとキレイになれるプラスワンアイテム
基本のメイクアイテムにプラスワンするだけで理想的な肌に近づける“あったら便利”なアイテムをお教えします。
・コントロールカラー
肌の赤みや色ムラ、目元のくすみやくま、シミやソバカスなど肌の悩みを“色”によってカバーしてくれるのがコントロールカラー。肌色の補整効果が高いので、まずはファンデーション前の下地として取り入れてみましょう。
・シェーディングカラー
顔の立体感を際立たせるシェーディングカラー。シャドウのような役割を果たし、フェイスラインや鼻筋にサッと入れることでメリハリ感が生まれ小顔効果がアップします。入れすぎると不自然な印象になるので気をつけましょう。メイクの仕上がりに全体のバランスを鏡でチェックしながら入れていくのがきれいに仕上げるコツです。
・ハイライトカラー
影をつくるシェーディングカラーに対して、光を際立たせるのがハイライトカラー。Tゾーンやこめかみ、アゴなど顔の高い部分にサッとのせると、内側から発光するような透明感のある肌が演出できます。肌色補整効果として取り入れるなら下地として、仕上がりのプラスアルファとして加えるならメイクの最後に使いましょう。
・コンシーラー
気になるシミやニキビ、ファンデーションでは隠しきれないくすみ、部分的な肌色のムラなどを隠すコンシーラーは、1本持っているととても便利。スティックやブラシ、チップなど様々な形状があるので、使いやすいものを選んでください。通常、パウダーファンデーションの前、リキッドやクリームファンデーションの後に使いますが、メーカーや製品よっても異なるので使用方法を確認しましょう。
初級編・今のメイクを見直してみよう!
家でキレイにメイクしたはずなのに、太陽の光の下では肌のアラが目について…そんなふうに感じたことはありませんか。室内と屋外、日中と夜では光の当たり方が違うため、メイクの印象も変わります。室内ではナチュラルメイクに見えても、外に出たら実は厚塗り感が目立って暑苦しいイメージになっていることもあります。そこで、普段しているメイクを自撮りしてみましょう。暗めの室内、明るい窓際、日中の外、夕方や夜など、場所や時間を変えてメイクの映り方をチェックすることも大切です。
●チェックするポイント
・眉の形や色
自然な弓型になっているか、眉の色が浮いていないか
・ファンデーションの色や濃さ
顔と首の色が違っていないか、厚塗りになっていないか
・アイシャドウとリップのバランス
目元と口元の両方に濃い色を使っていないか
・チークの入れ方や濃さ
自然な血色感としてなじんでいるか
・肌色がくすんでいないか
目の下のくまが目立っていないか
・正面だけでなく、横や斜めからも確認
顔の側面に塗りムラがないか
・ヘアスタイルとのバランス
ヘアスタイルとメイクのイメージが合っているか
・ファッションとのバランス
服装のイメージとメイクが合っているか
・年齢とのバランス
若づくりに見えていないか、ひと昔前のメイクになっていないかなど
●トレンドは部分的に取り入れて
40代・50代のビューティエテルナ世代が、10代や20代のキラキラしたメイクをそのまま取り入れてしまったら、どうしてもやりすぎ感や若づくりな印象になってしまいます。例えば、つけまつ毛にボリュームマスカラをたっぷりのせて、丸いチークを濃いめに入れる可愛いメイクが流行っていたとしても、果たしてそれが自分に似合うか…。トレンドを意識するのはオシャレの基本ですが、全てを真似るのではなく部分的に取り入れて自分らしく上手にアレンジすることを心がけましょう。
中級編・誰もが一度は悩む、アイメイクの仕方
“目ヂカラ”と言われるように、目元は顔全体のイメージを左右する大事なパーツ。なのに、目元のメイクが上手くできないという声も多いようです。ここでは、眉も含めたアイメイクの方法をお伝えします。
●まずは、眉の形を整える
顔の中で唯一、形を変えられるのが眉。理想は自分の眉毛だけでつくる自然な形ですが、毛量や形は人それぞれです。ペン先が細く、ナチュラルな眉が描けるアイブロウペンシルで眉毛1本1本を付け加えるように描き、パウダータイプでボリューム感を出しましょう。髪の色がブラウン系の方、または優しい印象にしたいという方は眉マスカラで少し色を入れてみましょう。
骨格にあった自然な眉は、メイクの仕上がりだけでなく顔全体の印象を美しく際立たせます。眉の形を上手く描けないという方は、誰でも簡単に美しい眉が描ける眉テンプレートが市販されていますので、試してみてはいかがでしょうか。
●目の形に合わせたアイメイクの仕方
眉と同じように、目の形も人それぞれ違います。一重、奥二重、二重、三重、また、年齢によってまぶたが窪んできたという方など…。どんな目の形でも基本のアイメイクは同じですが、目の形を生かしたアイメイクのポイントを押さえておけば、目ヂカラが強まりメイクの完成度がよりアップします。
・基本のアイメイク
アイシャドウは濃淡3色(ハイライト・ミディアム・締め色)くらいを目安に使います。アイホール全体に明るいハイライトカラーをのせ、まぶたのキワに濃い締め色を伸ばし、目尻を強調するようにキリリと描くとぱっちり目に。中間色のミディアムカラーで締め色を軽くぼかすように重ね、最後にもう一度ハイライトカラーをサッとのせます。ビューラーでまつ毛をカールし、ロングマスカラを上下まつ毛につけましょう。このアイメイクを基本に、それぞれの形に合ったプラスアフファのアイメイクを施します。
・一重
アイライナーで目頭から目尻にしっかりアイラインを引きましょう。目尻のラインを少し上向きに引くとスタイリッシュで洗練されたイメージに仕上がります。
・奥二重
まつ毛とまつ毛の間を埋めるようにアイラインを引きます。目のキワを囲むように細くラインを入れることで目ヂカラがアップします。
・二重
もともと目の印象が強い二重さんは、きつく見えないように細めのアイラインを引きましょう。まつ毛とまつ毛の間を埋めるようにラインを引けばOKです。もしくは、目尻にのみラインを入れるだけでも目ヂカラが高まります。
・三重
二重のアイメイクと同様に、細めのアイラインを引きましょう。また普段は二重なのに寝不足や疲労で三重になってしまうときは、ホットタオルなどを当てて血行を促してからアイメイクをするとよいでしょう。
・くぼみまぶた
もともとほりが深く立体感のある目元の方は、年齢や疲労によってまぶたがくぼんで疲れやすく見えることがあります。アイシャドウをのせる前に目元専用のベースをつけ、その上からベージュやピンク系のハイライトカラーを広めに伸ばしましょう。アイラインはまぶたのキワか目尻に細く引きます。
上級編・メイクの仕方には引き算が必要?!
スキンケアからベースメイク、ポイントメイクと、メイクの基本をポイント的にお伝えしてきました。ここまでは普段のメイクを見直しながら必要なものをプラスしていく足し算メイクです。次からは上級編です。習得したメイクテクニックから、不要なものを引き算して自分に必要なメイクを見つけていく引き算のメイクです。自分らしい究極のナチュラルメイクをマスターしましょう。
●控えめだけど印象深い引き算メイクのポイント
引き算メイクでいちばん大事なのは、全体のバランスです。肌、目元、口元と全てを強調してしまうと、どうしても重たさや暑苦しさを感じます。どこか“抜け感”のある、安心感や優しい雰囲気を作り出すのが引き算メイク。ポイントは主張したい部位以外を薄めのメイクにすることで、パーツをより際立たせることです。ナチュラルだけどきちんとしている、控えめなのに主張がある、といった大人の女性にマッチした印象的な引き算メイクを目指してみましょう。
●引き算メイクは手抜きではない
引き算メイクだからといって、手を抜くのではありません。あくまでも丁寧なメイクが基本です。特に、肌はきちんとつくり込むことで、素肌以上の素肌美が生まれます。ファンデーションを厚く塗るのではなく、スキンケア、下地、ファンデーションと一枚一枚薄く重ねることで、もともとの肌がキレイだと思われる上質なベースづくりが完成するのです。
●目元>口元 または、目元<口元
引き算メイクで大切なのは、パーツのどの部分を引き算するか、もしくは主張するのか。例えば、アイメイクをアイシャドウやアイラインでしっかり強調したら、口元はベージュやピンクのナチュラルなカラーをオンしましょう。口元を人気の赤リップで染めたら、目元はアイラインとマスカラだけの自然な仕上がりにするのがよいでしょう。強弱をつけると全体のバランスが整い、主張したい部分に目が惹かれるため、さり気ないアピール力が生まれます。
まとめ
メイクとは自分自身の「顔」を印象づける大切な要素。好きなファッションをまとって自分を表現するように、メイクは自分の「顔」をなりたいイメージに変えることができるのです。「メイクって面白い」と思ったら、キレイになった証拠です。初めてメイクをしたときの新鮮な気持ちを思い出して、もっと気軽にメイクを楽しんでくだいね。