白くて美しい透明感のある肌に憧れる女性は多いのではないでしょうか。透明感のある肌を目指すのなら、美白化粧品で正しくケアすることが大切です。また、普段の洗顔や保湿ケアを見直すこともポイント。そこで今回は透明感のある肌を目指す方に向けて、正しい美白ケアの方法や美白化粧品の使い方をご紹介します。
美白ケアの効果って？
白くて美しい肌へと整える美白ケアには、次の効果が期待できます。
メラニン生成を抑えてシミ予防
メラニンの生成を抑えることでシミやくすみを防ぎます。メラニンを生成するメラノサイトにアプローチすることで、メラニンの生成を防ぐことが可能です。
できたばかりのシミの改善
シミを完全に防ぐことは困難ですが、できたばかりの薄いシミは美白ケアで改善できる可能性があります。シミが濃くなる前に美白ケアをはじめることが大切です。
肌のキメを整えてトーンアップ
肌の古い角質を取り除き、キメを整えることで肌のトーンアップが期待できます。正しい洗顔と保湿ケアを習慣づけましょう。
どうしてシミはできるの？シミができる仕組み
シミとは、メラニンが肌に沈着したものです。メラニンは肌の奥深くに刺激を到達することを防ぐ色素で、メラニンそのものが問題となるわけではありません。
メラニンは表皮のターンオーバーによって自然に排出されるため、通常ではシミにはならないのです。しかし、長年にわたって紫外線を浴び続けると、メラニンが過剰につくられてターンオーバーが乱れ、肌に沈着してしまいます。つまり、紫外線や摩擦などの刺激をどれだけ防ぐかがポイントと言えます。
色白な肌に！美白ケアの方法とは？
色白な肌になりたい場合はメラニンの生成を抑えたり排出を促したりすることが大切です。濃いシミになってからでは、美白ケアだけで解消することが難しくなります。次のような美白ケアを習慣づけて、透明感のある肌を目指しましょう。
肌をこすらないように正しく洗顔をする
肌をこするとメラニンの生成が促されます。そのため、肌をこすらないように正しく洗顔することが大切です。ゴシゴシこすったり熱いお湯で洗い流したりすることは、肌の乾燥を招きます。
乾燥すると肌が刺激に対して敏感になり、メラニンの生成も促されてしまうのです。次のように正しい洗顔を習慣づけましょう。
（1）手を洗う
手に汚れや油分が残っていると洗顔料がうまく泡立ちません。洗顔料は十分に泡立てなければ肌への刺激となるため、まずは手を洗いましょう。
（2）ぬるま湯で予洗いする
ぬるま湯で顔についた汚れやホコリを洗い流してください。熱いお湯で洗うと、肌のバリア機能を支える皮脂を必要以上に落としてしまいます。人肌ぐらいのぬるま湯で洗うことがポイントです。
（3）洗顔料を十分に泡立てる
洗顔料を手にとり、少量のぬるま湯でしっかり泡立てましょう。泡立てネットを使うと簡単に泡立てられます。キメの細かい弾力のある泡をつくりましょう。
（4）肌に手が触れないように洗う
泡を顔につけて、手が肌に直接触れないように洗うことが大切です。泡を肌の表面で転がすように洗いましょう。皮脂の分泌が多いTゾーンとUゾーン、頬、目や口の周りの順に洗うことが大切です。
（5）丁寧に洗い流す
泡が残ると肌が刺激を受けるため、ぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。20～30回はすすぐことをおすすめします。また、Uゾーンや髪の生え際に泡が残っていないか確認しましょう。
洗顔の回数は、朝と夜の1日2回です。洗いすぎは肌の乾燥を招くため、1日2回以上は洗わないようにしましょう。
化粧水と乳液で丁寧に保湿
洗顔後は必ず化粧水や乳液で保湿してください。肌の古い角質や皮脂が取り除かれており、肌の水分が蒸発しやすくなります。化粧水で肌に水分を与えて乳液で油分を補給しましょう。
また、乾燥しがちな方は保湿美容液をプラスすることをおすすめします。目もとや口もとなど乾燥が気になるところにはクリームを塗るといいでしょう。
徹底した紫外線対策
シミやくすみの原因となる紫外線を防ぐために、日やけ止めや日傘などで対策しましょう。日やけ止めクリームは、外出時間や季節、場所などに合ったものを選ぶことが大切です。日やけ止めを選ぶときはSPFとPAに注目しましょう。
SPFは肌の表面に炎症を引き起こすUVBを防ぐ時間をどれだけ引き延ばせるかを示しています。またPAは肌の奥深くに到達して肌のハリ成分に悪影響を与えるUVAを防ぐ能力を示します。
屋外での軽いスポーツや短時間の外出などには、SPF30～40、PA+++程度のものでいいでしょう。炎天下でのレジャーやマリンスポーツなどでは、SPF50以上、PA++++のものがおすすめです。また、日やけ止めは汗で流れてしまうため、こまめに塗り直しましょう。
美白化粧品をとりいれる
メラニンの生成を抑えたり、メラニンの還元を促したりする成分が含まれた美白化粧品をとりいれましょう。すぐにシミが薄くなるわけではありませんが、美白化粧品でのケアを習慣づけることで、シミやくすみの悩みが和らぐ可能性があります。
美白化粧品の効果的な使い方
美白化粧品は正しい方法で使うことが大切です。次のポイントを押さえて美白化粧品の効果を引き出しましょう。
顔全体に使う
美白化粧品はシミやくすみが気になるところだけではなく、顔全体に使うことが大切です。顔全体に使うことで、まだ目に見えないメラニンの還元を促せるため、くすみやシミの予防につながります。
使用量を守ること
美白化粧品は、大量に使えば美白効果が高くなるものではありません。適切な使用量は、顔全体に薄く広げられる量です。顔の面積によって必要量が異なるため、自分に合った量を見つけましょう。
継続して使用すること
美白化粧品は、継続的に使うことで効果を得られるものです。たまにしか使わない場合、メラニンの生成を十分に抑えられず、結果的にシミやくすみができてしまうでしょう。また、メラニンを還元する効果を得られても、継続的に使わないとメラニンが生成されるスピードに追いつけなくなる可能性があります。
まとめ
美白ケアの基本は、洗顔と保湿、紫外線対策、美白化粧品を使うことです。それぞれ正しい方法を実践することで透明感のある肌へと導くことができます。美白ケアは毎日の積み重ねが大切なため、根気よく続けていきましょう。
