化粧水の正しい使い方をおさらい!基本から効果を高める塗り方、選び方も解説

化粧水の正しい使い方をおさらい!基本から効果を高める塗り方、選び方も解説

化粧水は、スキンケアの基本中の基本ともいえるアイテム。毎日使うからこそなんとなく済ませてしまいがちですが、正しい使い方をマスターすれば魅力をもっと実感できます。この機会に、化粧水の基本的な使い方をおさらいしましょう。

化粧水の役割と使う目的

化粧水の正しい使い方をおさらい!基本から効果を高める塗り方、選び方も解説

化粧水の正しい使い方をおさらい!基本から効果を高める塗り方、選び方も解説

化粧水の役割は、肌のうるおいを保つために欠かせない水分を肌に補うこと。また、次に使うスキンケアアイテムのなじみをよくするはたらきも担っています。配合されている美容成分や使用感は製品ごとに異なるので、目的に合わせて使い分けてもよいでしょう。

なお、「化粧水」というと一般的には保湿を目的とした化粧水(柔軟化粧水と呼ばれることも)のことを指しますが、肌のひきしめを目的とした収れん化粧水、古い角質などのよごれを取り去る拭き取り化粧水などもあります。

化粧水を使うタイミング・順番

化粧水は洗顔の後に使うのが一般的。使う順番の基本は下記のとおりです。

・クレンジング(夜のみ)→洗顔→化粧水→美容液→乳液またはクリーム→日焼け止め(朝のみ)

よごれを落とした清潔な肌に化粧水で水分を補い、うるおいが蒸発しないように乳液やクリームを重ねるという流れです。

なお、収れん化粧水や拭き取り化粧水を併用する場合は下記のようになります。

・クレンジング(夜のみ)→洗顔→拭き取り化粧水→化粧水→美容液→乳液またはクリーム→収れん化粧水(朝のみ)→日焼け止め(朝のみ)

※ブランドやメーカー推奨の使用順がある場合は、そちらに従ってのご使用をおすすめします。

化粧水は手orコットン、どちらでつけるべき?

手・コットンのどちらにも、メリットとデメリットがあります。説明に従いつつ、好みや肌の状態によって変えるのもよいでしょう。

手でつけるメリット・デメリット

・手の温かみでうるおいを実感しやすい
・肌の調子を確認しながらお手入れできる
・人によってはベタつきを感じやすい(特にとろみがある化粧水の場合)

コットンでつけるメリット・デメリット

・手のように凹凸がないためムラになりにくく、均一に塗布できる
・手でつけるよりもベタつきを感じにくく、さっぱりつけられる
・敏感肌の方は、摩擦を感じてしまうことも

【基本】化粧水の正しい使い方

化粧水をはじめとする化粧品は、製品ごとの説明に従って使うのが前提。特に指定がない場合や、使い方を見直したいと思ったときは、これからご紹介する基本の使い方を試してみてください。

使用量の目安

使用量の目安は、手でもコットンでも500円玉大が目安。ケチってしまうと保湿が充分にできないだけでなく、摩擦の原因にもなります。

手でつける場合

適量の化粧水を手のひらで少し広げ、こぼれないように肌へなじませます。手からこぼれそうなときは1回の量を減らし、2~3回に分けて使うのがおすすめです。

顔全体になじませたら、両手で肌をやさしく押さえて浸透※を促します。強い力で叩くようにパッティングするのは控えましょう。 ※角層まで

コットンでつける場合

コットンの場合は化粧水の量が少ないと特に摩擦が起きやすいので、目安量よりも少し多めに出しましょう。コットンがひたひたになるまでが目安です。

適量を出したら人差し指と小指(もしくは薬指)の間にコットンを挟み、顔の中心から外側に向かってなじませていきます。顔の半分になじませたら、コットンを裏返してもう半分を仕上げましょう。顔全体に塗布したら、手でつけるときと同様にハンドプレスをして完了です。

【応用】化粧水の使い方

基本の使い方のほかに、応用テクニックもご紹介します。肌の状態やシーンに合わせて、いろいろな使い方を試してみましょう。

コットンや専用シートでローションパック

コットンや専用のシートを使えば、いつもの化粧水がパックに早変わり。肌の乾燥が特に気になるときや、紫外線をたくさん浴びた日のほてりケアにお役立てください。

コットンの場合は化粧水をたっぷり含ませ、薄く2枚に裂きます。毛羽立ちがない方を顔に貼りましょう。

手持ちの化粧水を浸してローションマスクを作れるシートは、コイン型(圧縮型)や折りたたみタイプが主流。コイン型の場合は、浸すときに化粧水のフタを使うと便利です。

いずれも長時間つけると逆に肌の乾燥が加速してしまうので、長くても10分くらいではがしましょう。その後は美容液や乳液など、いつも通りのスキンケアを行ってください。

ミスト化粧水にする

化粧水を市販されている空のミスト容器に入れれば、ミスト化粧水として使えます。お気に入りの化粧水を清潔な容器に入れ替えるだけと、手間もかかりません。

簡単な小さめのボトルを選んでポーチに入れておけば、メイク直しにも大活躍。ほかにもお風呂上がりにサッと保湿したり、日中の乾燥が気になるときに使ったりと、ひとつあればとても便利です。

肌質や肌の状態によって塗り方を工夫する

肌の調子に合わせて、化粧水の塗り方を変えるのもおすすめ。使い方を工夫するだけで、より効率よくケアできます。

乾燥が気になるときは、肌の調子を確認しながら手でゆっくりなじませましょう。乾燥が進んでいると適量では足りないこともあるので、必要に応じて重ねづけしてください。

敏感肌も過乾燥が原因になっていることが多いので、基本的には同じでOK。しかし過度に乾燥していると、水分が刺激になって沁みることもあります。違和感があるときは無理をせずワセリンのみだけなどにして、早めに皮膚科を受診しましょう。

皮脂によるベタつきが気になってつい少なめにしてしまうなら、コットン使いがおすすめです。皮脂が多いからこそ水分をしっかり補う必要があるので、量は減らさずに使い方を工夫するとよいでしょう。

まとめ

どんなに優秀な化粧水でも、きちんと使えなければ元も子もありません。使い方を見直すだけで、肌にうれしい変化を感じられるはず。化粧水を毎日正しく使って、今よりうるおう肌を目指しましょう。