保湿でエイジングケアを。
大人肌のための保湿方法とは?

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「美しい大人肌」と聞いた時、どんな肌を想像しますか。
目指すべき肌は「う・な・は・た・け」です。「う=潤い」「な=なめらか」「は=ハリ」「た=弾力」「け=血色」をあらわします。顔にてのひらをあててからそっと離すと、頬の皮膚が指にくっついてくるのが保湿力のある潤い肌です。

■保湿、きちんとしていますか?

保湿、きちんとしていますか?

保湿の役割とはどんなものでしょうか。皮膚の表面にある表皮は、肌を通して外的刺激が体内に入らないように守る保護作用や、万が一異物が入ってきた場合に、その情報を神経に伝える大切な役割を担っています。また、体内の水分が蒸発するのを防ぎ肌のうるおいを保つ役割も。表皮の下にある真皮は肌の弾力やハリを保つクッションのような働きを担っています。
大人肌になるにつれ真皮の働きが低下し、肌を支えられなくなり、しわやたるみが生じます。この表皮と真皮の両方がきちんと機能することが美肌の条件であり、そのために必須なのが保湿なのです。

目指したいのは、肌がみずから保湿物質をつくり角層内に水分をためておける肌。保湿物質がきちんと作用すれば、水分も蒸発せず乾燥も防ぐことができます。
保湿力ナンバーワンの成分はセラミドです。水分をサンドイッチのようにはさみ込む性質があり、水分を一度つかまえるとたとえ湿度が0%になっても蒸発させない、頼りがいのある成分です。
セラミドも残念ながら加齢とともに減ってしまいます。セラミドはコレステロールのようなものから作られていますが、食事から摂ったところで直にセラミドは増やせません。体の中からセラミドを作るのはとても難しいのです。
そこで、セラミドを補えるように作られた保湿化粧品を取り入れていきましょう。セラミドは水溶性ではないので、化粧水ではなく美容液や乳液に配合されています。セラミドにも種類があるので、セラミド1~3が入っているか成分表示に気を付けて選んでみましょう。

肌の水分といえば化粧水と思われがちですが、すぐに蒸発してしまうので化粧水だけの保湿は万全ではありません。あくまでも肌をみずみずしく整える作用を期待し、好みの使用感の化粧水を選びましょう。
美容液は保湿成分をはじめ、美白、アンチエイジングなど、様々な有効成分を肌に補給します。保湿目的で選ぶなら、やはりセラミド配合のものがいいでしょう。肌にあう保湿美容液が見つかったら、シーズンごとに変える必要もありません。乾燥する冬はやや多め、夏は少なめにするなど使用する量を調整しましょう。
乳液やクリームは、油分を補って肌をやわらかくなめらかに保ちます。大人肌になると水分も油分も低下するので、セラミド配合美容液をつけた上から乾燥しやすい目元や口元に乳液やクリームを重ねましょう。

■大人肌のための保湿の方法と選び方

大人肌のための保湿の方法と選び方

セラミド美容液をつけても、肌に浸透しなくては意味がありません。肌の奥までしっかり潤う保湿パックを行いましょう。シートタイプが最近では多いですが、肌にのばすと固まるタイプも密閉性が高くおすすめです。水分の蒸発を防ぎ、肌の奥まで潤いを届けます。このようなケアを日常のスキンケアにプラスしていくのも大人肌の保湿力を高めるポイント。定期的に行い、肌の水分を補っていき、後から使う美容液などでその水分をキープしていけば肌の改善もさらに期待できます。
スペシャルケアは、潤い肌に艶肌効果をプラスできるものにしましょう。艶があれば多少のしみやシワも気になりません。肌の保水力を高めるヒアルロン酸に、美白に効果のある化粧水を優しくつけます。次に漢方エキスが配合されたゲル状化粧水を、頬や目の周りなど、ストレスや紫外線のダメージを受けやすい肌がやわらかかいところから伸ばしていきます。最後のクリームは強力な抗酸化作用のあるビタミンEや植物エキスがたっぷり入っているものにし、同じくデリケートな部分からつけていきます。リンパの流れる首周りにもしっかりつけていきましょう。普段とは別の効果のあるものを選び、ケアを楽しみましょう!

大人肌のための保湿の方法と選び方

オイルケアも見直してみましょう。オイル=肌にふたをするものというイメージですが、水分となじみすいオイルなら化粧水の前にも使えます。洗顔で皮脂が洗い流された肌は角質を厚くして水分を逃さないように硬い肌に変化。そのまま水分を与えるよりオイルで肌を柔らかくしておいたほうが、その後につける化粧水や美容液が肌に浸透しやすくなります。強く塗り込むのはNG。デリケートな部分からつけていきましょう。

特に保湿が必要になる冬には、保湿に加え血行促進と油分を補うスキンケアも取り入れましょう。冬、肌に気をつかったスキンケアをすれば、次に来る春という不安定な時期への準備ができます。ターンオーバーが40~55日かかる大人の肌は、2ヵ月先を見越したスキンケアが必要です。
保湿を重視する際に考える、大人の肌のための基礎化粧品の選び方は量をたっぷり使うというより、保湿成分を与えるというイメージを持ちましょう。
日中、オフィスなどで乾燥が気になり、スプレータイプの化粧水を吹きつけることもあるかと思いますが、化粧水が乾く時に肌の水分まで一緒に奪われてしまうので、より乾燥を招きます。セラミドやヒアルロン酸配合の保湿美容液を広げ、乾燥した部分に軽く押さえるようにつけます。こすらなければメイクくずれも怖くありません。

そもそも日中に潤い不足を感じるというのは、ふだんの保湿ケアが足りていない証拠です。手持ちの保湿アイテムを見直し、朝からしっかり保湿をこころがけたいですね。部屋の乾燥や日焼けを普段から気を付けるとともに、食事面からも肌の潤いを補給しましょう。とくに摂取したいのはビタミンAです。ターンオーバーを促進し、本来のみずみずしく健やかな新しい肌の生成を助けます。レバーや緑黄色野菜の他、豆類などに豊富に含まれる鉄分も大切です。血行を促し、同じくターンオーバーを活発にします。

まとめ

歳を重ねると、急速に肌は衰え始めます。老化を止めることは難しいですが、肌のコンディションを整えれば老化のスピードを遅らせることができます。大切なのは保湿重視のスキンケア。同時に、肌が荒れている時はワセリンや低刺激のクリームのみにとどめておくなど、自分の肌に常に向き合っていきましょう。

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