「キレイな肌」になりたいと、多くの女性が願っています。自分の肌を理想的だと思える人はいないはずです。気になる部分をカバーして、理想の「キレイな肌」に近づきたいという願いを叶える存在、それが「ファンデーション」。多くの女性たちが、なくてはならないと考える必需品です。
ファンデーションという言葉が日本で使われ始めてから、実はまだ60年しか経っていません。1950年頃、アメリカからクリームやリキッドタイプのファンデーションが輸入され、日本の化粧品メーカーもこぞって発売するようになりました。その後、粉体を油分や界面活性剤とともにプレスして固形にし、水で濡らしたスポンジで使うというケーキタイプのファンデーションが、ハリウッドの映画撮影のために開発されました。これが高温多湿な日本の夏にぴったりということで、瞬く間に使用者が拡大していきました。
しかし、冷房が普及し始め、「ケーキファンデーションは肌がつっぱる」、「クリームタイプやリキッドタイプは時間がかかるし、テクニックも難しい」などの声が出るようになりました。1970年代前半まで、ファンデーションはまだまだ発展途上のアイテムだったのです。
コーセーはいち早くこうした女性たちの声に耳を傾け、より満足して使っていただくために研究開発を重ね、全く新しいファンデーションを次々と誕生させていきました。今では一般的な「夏用リキッドファンデーション」、「パウダーファンデーション」、「水あり水なし両用の2ウェイファンデーション」は、実はコーセーが切り開いたファンデーションの3大革命といえるものなのです。