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1975年、コーセーはスキンケアのイメージを大きく変える化粧品を発売しました。それが初めての美容液「R・C リキッド」でした。
1960年代のスキンケアは、乳液やクリームなど油分の多い化粧品を使って油膜で肌を守ることが主流でした。しかし、1970年代に入るとライト感覚のより使いやすい化粧品が求められるようになってきました。同時に、皮膚そのものに関する研究も進み、美しい肌に一番大切なものは実は「水」であり、「肌の水分をキープする」ことだとわかってきました。そして、その大切な水分を分子レベルで肌にとどめておく機能を持つものが、肌の中にある水溶性のNMF成分だということが解明されました。
このNMFに着目し、いち早く「油分から水分へ」と開発のテーマを変え、NMF成分の特性を生かしたスキンケア化粧品の開発に取り組んだことが、スキンケアに革命を起こす「美容液」という新カテゴリを生み出すことになりました。

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