パウダーファンデーションはとても便利なタイプですが、ケーキタイプのように夏にスポンジを水で濡らして使うことができません。水を使うと粉体同士が濡れてくっつき、固まってしまうのでスポンジで取れなくなります。そこで、水を使って気持ちよく、しかもキレイに仕上がるケーキの良さも持ったパウダーファンデーションを目指して、さらに新しい粉体処理技術を開発しました。シリコーンを利用して粉体に撥水処理を行うことで、「水あり、水なし」どちらでも使える初めての「2ウェイファンデーション」が生まれました。この技術が完成する裏には、一人の研究者が抱いた「粉体にレインコートを着せれば濡れずにすむのでは」という奇抜な着想がありました。