誰もが憧れる美肌をつくるためには、生活習慣を整えることが重要。どんなにスキンケアを頑張っても、基盤となる全身の健康が損なわれていては台無しです。
では実際どんなことに気を付ければいいのでしょうか。今回は食生活・睡眠・ストレス対策・スキンケアにわけてポイントをご紹介します。
美肌と食生活
私たちの体は、日々食べるものでできているといっても過言ではありません。
どんな栄養素もバランスよく摂ることが大切ですが、とくに以下の栄養素は不足しがち。偏りすぎない程度に、積極的に取り入れることをおすすめします。
タンパク質:肌や髪を作るための基礎になる
卵、魚・肉類全般、大豆製品、乳製品など
ビタミンA:抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を健康に保つ
レバー、卵黄、緑黄色野菜など
ビタミンC:抗酸化作用があり、紫外線ダメージの軽減につながる。コラーゲンを合成する
レモン・赤パプリカ・じゃがいも・ブロッコリー・いちご・キウイなど
ビタミンE:脂質の酸化を防ぎ、血行促進をサポートする
アーモンド・植物油(ヒマワリ油、菜)など
ビタミンB群:皮膚や粘膜を健康に保つ
レバー・ウナギ・カツオ・マグロ・卵・乳製品・納豆など
美肌と睡眠
睡眠中に分泌される成長ホルモンには、肌だけでなく全身の細胞を修復させ、疲労を軽減する働きがあります。睡眠が不足すると、肌のターンオーバーが乱れてトラブルの原因に。
また、一般的に7時間といわれる理想の睡眠時間は、あくまでも目安です。人によって適切な睡眠時間は異なるので、自分にとってじゅうぶんな時間を確保しましょう。
さらに睡眠の「質」を高めることも重要。深く眠れるよう、就寝前・就寝中の環境を見直してみましょう。
睡眠の質を高める4つのポイント
・ゆったりとしたサイズ、吸湿性のある素材のパジャマを着る
・寝る1時間ほど前からスマホやPCを控え、部屋の照明を徐々に落とす
・就寝する3~4時間前からは食事、カフェインをとらない
・リラックスできる香りや音楽を活用する
美肌とストレス
過度なストレスは肌にも影響をもたらします。
関係しているのは、「恒常性」という意味を持つ身体機能「ホメオスタシス」。体の内部を常に一定の状態でキープする役割があります。
しかしストレスを受けるとそのバランスが崩れ、体に不調を生じさせる一因に。
アレルギーが出やすくなったり、肌にはシミができやすくなったり、うるおいバランスが崩れたりと、起こりえるトラブルはさまざまです。
現代社会でストレスをゼロにするのはなかなか難しいですが、ため込まないことが大切。自分なりの解消法を見つけて、上手に付き合いましょう。
毎日のスキンケア
スキンケアも生活習慣の一部。毎日行うものなので、無意識のうちにおざなりになってしまうこともあるでしょう。
アイテム選びや使い方など、気を付けたいポイントは数え切れないほどありますが、とくに意識したいことをお伝えします。
不要な汚れを落とし、うるおいを与える基本のケアを大切に
クレンジングや洗顔で汚れを落とし、化粧水やクリームで保湿することがスキンケアの基本。肌の状態によってアイテムを選ぶポイントは微妙に異なりますが、基本は同じです。季節に関係なく、どなたも基本の2ステップを忠実に守りましょう。
摩擦を避け、肌にはやさしく触れる
摩擦はあらゆる肌トラブルの元。乾燥やキメの乱れ、シミの増加や赤みを引き起こすこともあるので、とにかくやさしく触れることが大切です。
クレンジングや洗顔時に肌をこすらないのはもちろん、シャワーを顔に直接あてるのも控えましょう。化粧水などのスキンケアアイテムも、こするのではなくやさしく広げるイメージでなじませます。
また、下地やファンデーションを塗るときも要注意!しっかりカバーしようとするあまり力を入れてしまいがちなので、ここでも「やさしく」を意識しましょう。
紫外線対策を万全に
紫外線は、シミやそばかすだけでなくさまざまな肌悩みにつながります。肌内部のハリ・弾力を支えるコラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまうので、乾燥やたるみ、シワにつながることも珍しくありません。
紫外線は、太陽が地上に出ている間はずっと降り注いでいます。晴れの日を100%とすると、曇りの日で70%、雨でも30%の紫外線が届いていると言われているのです。天気や季節に関係なく、年間を通して日焼け止めを塗りましょう。日傘や帽子を併用するのもおすすめです。
まとめ
美肌のために意識したい、生活習慣のポイントをお伝えしました。美は一日にしてならず、毎日の積み重ねが将来の肌に差をつけます。改めて日々の生活習慣を見直し、悩み知らずの美肌を目指しましょう。