年齢を重ねた肌のくすみをカバーするには?パウダーファンデーションの選び方と使い方のコツ

年齢を重ねた肌のくすみをカバーするには?パウダーファンデーションの選び方と使い方のコツ

年齢を重ねると増える肌の変化の中でも、特に気になるのが「肌のくすみ」。顔色が暗く見えて疲れた印象を与えてしまうため、メイクでカバーしたいと考える方も多いでしょう。そこで今回は、パウダーファンデーションを使っている・使いたいと考えている方のために、アイテムの選び方や使い方のテクニックをご紹介。メイク以外の対策も簡単に解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

肌のくすみとは?考えられる主な原因

年齢を重ねた肌のくすみをカバーするには?パウダーファンデーションの選び方と使い方のコツ

年齢を重ねた肌のくすみをカバーするには?パウダーファンデーションの選び方と使い方のコツ

肌のくすみには、いくつかの原因が考えられます。くすみの定義を再確認するとともに、代表的な原因を見ていきましょう。

くすみとは

くすみとは、肌が本来の明るさよりも暗く見える状態のこと。透明感が損なわれ、肌が茶色や黄色っぽく見えることもあります。

原因① 乾燥

肌の乾燥は、くすみの最大の原因のひとつ。肌が乾燥すると角層が光を反射しにくくなり、くすんで見えてしまいます。季節や環境、肌質、加齢によるものなど、肌を乾燥させる要因はさまざまです。

原因② 血行不良

血行不良によって血中の酸素量が減ることも、くすみにつながります。さらに、血行が悪いと肌に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、肌のターンオーバーが遅れることで古い角質が肌表面に蓄積。不要な角質によるくすみにもつながってしまいます。

原因③ メラニンの蓄積

紫外線や摩擦、加齢などによるメラニンの蓄積も、くすみの原因に。シミやそばかすの要因として知られているメラニンですが、肌全体に均等に蓄積されると顔色がトーンダウンして見えてしまいます。

くすみをカバーするパウダーファンデーションの選び方

パウダーファンデーションでくすみをカバーするためには、選び方にも気を使いましょう。肌の明るさを演出して、くすみを自然にカバーできるパウダーファンデーションを選ぶためのポイントをお伝えします。

光拡散効果があるものを選ぶ

くすみのない透明感のある肌の条件は、光の反射が多いこと。光拡散効果があるパウダーファンデーションを選べば、光を反射する肌を再現できます。処方は製品によって異なりますが、例えば光の拡散に着目したパール剤やカラーを採用しているものなどがおすすめです。

保湿成分が含まれているものを選ぶ

乾燥は、くすみだけでなくさまざまな肌悩みの原因になります。保湿成分を含んだパウダーファンデーションを選べば、乾燥によるくすみを防ぎながらしっとりとした仕上がりをキープできるでしょう。さまざまな保湿成分がありますが、例えばアミノ酸(セリン)・セラミド・ツボクサエキス・エクトイン・植物性スクワランなどに注目してみてください。

肌にフィットする薄づきタイプを選ぶ

くすみをカバーするなら、肌へのフィット性が高い薄づきタイプや、仕上がりの質感を調整しやすいパウダーファンデーションを選びましょう。肌をカバーするためのファンデーションですが、あまりに厚く塗ってしまうと逆にくすみが目立つことも。くすみをカバーするためには透明感を演出することが大切なので、自然な仕上がりを重視しましょう。

肌に合う色を選ぶ

くすみをカバーするためには、ファンデーションの色選びも重要です。色選びの際はフェイスラインに2~3色を置いて比較し、顔にも首にも合う色を見極めましょう。それでも悩んだら、やや明るめの色を選ぶのがおすすめ。暗い色は肌をさらにくすんで見せてしまうので、違和感がない程度に明るめの色を選んでみてください。

UVカット効果があるものを選ぶ

日やけ止めやUVカット効果がある化粧下地を併用する場合は必須ではありませんが、パウダーファンデーションでも紫外線を対策できると理想的。普段使いであれば、SPF20・ PA+++程度でも十分です。

くすみをカバーするパウダーファンデーションの使い方のコツ

ファンデーションを選んだら、次は正しい使い方をマスターしましょう。くすみを効果的にカバーするために知っておきたい、ファンデーションの使い方のコツをご紹介します。

化粧下地であらかじめ肌を整える

スキンケアの後は化粧下地を使い、毛穴・小じわなどの凹凸をあらかじめ整えておきましょう。くすみカバーのためには、肌を自然に明るく見せる効果がある化粧下地を選ぶのがおすすめです。

パウダーファンデーションの塗り方は、“内から外”が基本

パウダータイプに限らず、ファンデーションを塗る際は内側から外側に向かって広げるのが基本。自然な立体感が生まれ、ムラづきを防ぎやすくなります。顔の輪郭部分やTゾーンには余分な粉がたまりがちなので、最後に鏡でチェックしましょう。

パフ・ブラシを使い分けるテクニックも

パウダーファンデーションは、使うツールによって仕上がりに大きな差が出ます。パフを使うとカバー力がアップし、仕上がりはややマットに。一方で、ブラシを使うと軽く均一に塗ることができ、ツヤ感を出しやすくなります。パフでしっかり仕上げた後、何もつけていないブラシで軽く磨き上げるという使い方もおすすめです。付属のパフのほかにブラシも用意しておくと、理想の仕上がりに近づけるでしょう。

ファンデーション以外でできるくすみ対策

くすみが気になっているなら、スキンケアやポイントメイクでも工夫を取り入れるのがおすすめです。

保湿ケアを徹底

乾燥によるくすみを防ぐためには、重点的な保湿がカギ。化粧水だけでなく乳液・クリーム・美容液なども使い、しっかりと保湿しましょう。夜はもちろん、朝のスキンケアもきちんと行うことが、メイクのりのよさにつながります。

日やけ止めなどによる紫外線対策

紫外線はくすみを悪化させる原因になるため、日中のUVケアを怠らないようにしましょう。ファンデーションだけでなく、UVカット効果のある化粧下地や日やけ止めを併用するのがおすすめです。気候やシーンによっては、帽子や日傘などの小物も活用してみてください。

ハイライトでツヤ感をプラス

くすみを目立ちにくくするためには、適度なツヤ感のあるハイライトを使うのもおすすめ。こめかみからほおにかけてのCゾーンなど、顔の高い部分にのせるだけで肌を明るく見せることができます。

チークで血色を足す

ハイライトとともに、チークで血色を足すメイクテクニックも。コーラルやピーチなどの自然な血色カラーは、くすみが気になる肌にも自然となじみます。細かいパールが配合されているものや、オイルインのしっとりとしたタイプを選べば、血色だけでなくツヤもプラスできて一石二鳥です。

まとめ

年齢を重ねるごとに気になる肌のくすみは、パウダーファンデーションでのカバーも可能。ファンデーションの選び方や使い方を見直すとともに、スキンケアやポイントメイクなどの習慣もアップデートしてみてくださいね。