毛穴の目立ちや開きによるメイクくずれは、多くの方が抱える悩み。リキッドファンデーションの選び方や使い方を工夫すれば、理想の肌に近づけるかもしれません。今回は、リキッドファンデーションを使ってくずれにくさ・毛穴レスな仕上がりを両立する方法を解説。日中に毛穴落ちしてしまった際のメイク直し方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
リキッドファンデーションはこんな肌悩みにおすすめ
ファンデーションの中でも、多くの方が使いやすいと言えるリキッドタイプ。その中でも、特にこんな肌悩みがある方におすすめです。
毛穴や色ムラが目立つ、メイクが厚塗りになりがち。
リキッドファンデーションは、みずみずしいツヤ感と色ムラや毛穴を肌になじみながら自然にカバーしてくれるのが特徴。厚塗りせずとも毛穴の目立ちをカバーしやすく、重さやムラのないきれいな仕上がりが簡単に叶います。薄く均一に塗りやすいので、メイク初心者の方にもおすすめです。
肌が乾燥する
リキッド(液)状の製品には、水性・油性いずれも保湿成分を配合しやすいという特性も。べたつきを抑えつつも肌をきちんと保湿できるものが多いので、肌の乾燥が気になる方でもきれいな仕上がりが期待できます。
毛穴レスな美肌を保つリキッドファンデーションを選ぶポイント
毛穴の目立たない肌を保ちたいなら、下記のような特長があるリキッドファンデーションを選びましょう。
毛穴カバーを重視した成分や処方
製品のパッケージやHP(ホームページ)で、毛穴カバーに特化した成分や処方が採用されているかを確認しましょう。処方の内容は製品によってさまざまですが、例えば粉体や顔料のサイズ・配合バランスの工夫、粘度の調整などにより、絶妙なカバー力やなめらかな仕上がりを実現しているものも。ただカバー力が高いだけでなく、薄膜仕上げならさらに理想的です。
化粧持ちをよくする成分や処方
毛穴や色ムラをカバーした仕上がりをキープする成分・処方が取り入れられているかも要チェック。ロングラスティングな仕上がりを高める成分の一例としては、ポリマーや皮脂吸着成分、皮膜形成剤などが挙げられます。また、肌への密着度の高さもくずれにくさを左右するポイントです。のびがよく、心地よいフィット感があるものを選びましょう。
美容液効果のある成分
皮脂だけでなく、乾燥も毛穴の目立ちやメイクくずれにつながります。美容液成分が配合されているものはもちろん、その割合が多いものを選ぶといいでしょう。「美容液成分○○%」という表示も判断の目安になります。
具体的な美容液成分(保湿成分)としては、ヒアルロン酸・コラーゲン・スクワランなどが代表的。オリーブ果実オイル・ドクダミエキス・シロキクラゲエキスなどの、天然由来成分もおすすめです。
リキッドファンデーションでくずれない毛穴レス肌に仕上げるコツ
くずれにくさと毛穴レスな仕上がりを両立するためには、リキッドファンデーションの使い方も工夫しましょう。
厚塗りはNG。顔の内から外に向かって均一になじませる
厚塗りは毛穴を悪目立ちさせ、くずれにくさも招きます。ファンデーションは一度手の甲に出してから両ほほ・鼻・ひたい・あごの5点に置き、内から外に向かって丁寧になじませましょう。
一度全体になじませたら、カバー力が足りないと感じる部位にだけ少しずつ足していきます。決して厚塗りにならないよう、鏡で都度確認しながら慎重に。最後に何もついていないスポンジで軽く押さえると、ムラや厚ぼったさが軽減され、より自然に仕上がります。
リキッドファンデーション以外の+αポイント
より美しい仕上がりを追求するなら、リキッドファンデーション前後のステップも見直しましょう。
まずしっかりと保湿し、肌の土台を整えることが大切。次は化粧下地を必ず使い、ファンデーションの仕上がりと持ちを高めましょう。ファンデーションの後にはフェイスパウダーを重ねると、さらにメイクがくずれにくくなり毛穴もカモフラージュできます。仕上げにメイクキープを重ねれば完璧です。
毛穴落ち・メイクのヨレが起きたときの化粧直しテク
どんなに完璧に仕上げたつもりでも、ファンデーションのヨレや毛穴落ちが起きてしまうこともあるでしょう。万が一のときはこれからご紹介する化粧直しの方法を参考に、落ち着いて対処してみてください。
ティッシュでおさえる
ファンデーションが皮脂と混ざり合ってくずれるのを防ぐために、ティッシュで肌の余分な油分や汗を軽くおさえます。
乳液でオフ
毛穴落ちやヨレが気になる部分は、乳液を少量使って軽くオフしましょう。水分と油分をバランスよく含む乳液を使うことで、汚れを取り除きながら同時にうるおいも与えることができます。
ファンデーションをなじませる
落とした部位にファンデーションを薄く重ね、肌を整えます。毛穴が目立つ部分は、軽くポンポンと押さえるようになじませるのがおすすめです。
パウダーとミストで仕上げる
最後にパウダーを重ねたら、再びメイクキープミストを軽く吹きかけて完成。パウダーはあくまで軽く押さえる程度にとどめると、厚塗り感を回避できます。
まとめ
リキッドファンデーションは、くずれにくい毛穴レス肌を作るための心強い味方。正しく選んだうえで適切に使うことが、理想の肌に近づくための秘訣です。ファンデーション前後のケアやメイクの方法もアップデートして、さらに美しい肌を目指しましょう。