保湿を頑張っているのに、いつも肌荒れを繰り返してしまう・・・。そんなお悩みの原因は、もしかしたら毎日無意識に行っている洗顔に潜んでいるかもしれません。
今回はやりがちな洗顔方法のNGをチェックするとともに、正しい洗顔の方法を詳しくレクチャーします。
正しい洗顔方法を知り、肌荒れ予防に役立てましょう。
洗顔が肌荒れ予防に大切な理由は?
”塗る”系のスキンケアやホルモンバランス、ストレスや食生活などに比べると、洗顔は肌荒れに直結するイメージが湧きにくいかもしれません。
しかし、洗顔はスキンケアの基礎ともいえるステップ。
不適切に使い続けると少しずつ肌に負担がかかり、肌荒れが起きる可能性もあります。
洗顔料の役割は、主に汗や肌に付着したほこりなどを落とすこと。
洗顔で汚れをきちんと落とさないと雑菌が繁殖し、ニキビや肌荒れなどにつながります。
さらに肌表面に汚れが残っていると、その後のスキンケアがなじみにくくなるという問題も・・・。乾燥や毛穴の目立ち、きめの乱れなど、さまざまな肌トラブルを誘発してしまいます。
こんな洗顔はNG!間違った洗顔方法チェックリスト
正しい洗顔方法を理解する前に、まず普段の行動を振り返ることから始めましょう。
以下のリストに心当たりがないか、チェックしてみてください。
□朝はぬるま湯のみで洗っている
□洗顔前に手を洗わない
□どうせ洗い流してしまうから、洗顔料は適当に選んでいる
□汚れをしっかり落としたいために、ごしごし洗う
□熱湯、もしくは冷水で洗う
□シャワーを直接顔に当てている
□泡立てが不十分なまま顔にのせている
□タオルや洗顔ネットをずっと交換していない
□生え際まですすいでいない
□水気を拭き取るとき、ついタオルでこすってしまう
あなたはいくつ当てはまりましたか?
ひとつでも当てはまったら、次の章を参考に今の洗顔習慣を見直してみましょう。
肌荒れを防ぐための正しい洗顔方法と注意点
では、肌荒れを防ぐために意識したい正しい洗顔方法を見ていきましょう。 チェックリストの内容にも触れつつ、注意点も踏まえて解説します。
朝も洗顔料を使うのが基本
中には、朝はぬるま湯だけで済ませている方もいるのではないでしょうか。
しかし、洗顔料は主に汗・ほこりといった水性の汚れを落とすもの。朝の肌には、寝ている間に分泌された汗やちり・ほこりなどが付着しています。
ぬるま湯だけできっちり落とすのは難しいため、朝も洗顔料を使うのが原則。
ただしもちろん肌の状態によりますので、あくまでも「基本的に」ということを覚えておきましょう。
もし洗顔後の乾燥が気になるなら、洗顔料を変えるのもひとつの手段。
保湿成分が多く含まれたものはもちろん、泡立てないジェル・エッセンスタイプは洗った後もうるおいが残りやすい傾向にあるのでおすすめです。朝の洗顔用として販売されている商品もあるので、ぜひチェックしてみてください。
洗顔前には手を洗う
意外と見落としがちなのが、洗顔前に手を清潔にすること。
手をきれいにしないまま洗顔すると、目には見えない雑菌を顔に広げてしまう可能性もあります。まずは手を洗ってから洗顔することを習慣づけましょう。
こすらないよう、十分な泡で丁寧に洗う
強い力で洗ったり、少ない泡で洗ったりすることは摩擦の原因に。洗顔だけに限りませんが、肌を擦ると肌に負担がかかり、キメの乱れや乾燥をはじめとするトラブルが起きやすくなります。
余計な力をかけないためには、十分な泡で洗うことが大切。弾力のある泡は手と肌の間でクッションの役割を果たしてくれるため、自然と摩擦が起きにくくなります。
特にフォームタイプの洗顔料は、洗顔ネットも活用してしっかり泡立てましょう。泡立てが面倒でおざなりになってしまうなら、泡で出てくるタイプや摩擦が起きにくいように設計された泡立て不要タイプを使うのもおすすめです。
また、洗顔ネットにも意外と雑菌が溜まりやすいもの。使用した後はきちんと洗って乾かし、一定期間使ったら買い替えましょう。
洗顔料が残らないように、ぬるま湯でしっかりすすぐ
丁寧に洗ったらすすいでいきますが、まず注意したいのはお湯の温度。冷たすぎると汚れが落ちにくく、熱すぎると必要な皮脂まで流れやすくなってしまうため、ぬるま湯が適しています。
そして、ここでも摩擦に注意!手にすくい、少しずつ顔につけるようなイメージでやさしくすすぎましょう。シャワーを直接顔に当てるのは、負担がかかるため控えてください。
また、フェイスライン・髪の生え際は特に洗い残しやすい部位。洗顔料が残るとニキビや肌荒れにつながるので、最後に鏡で確認しましょう。
タオルでやさしく水気を拭き取り、すぐ保湿する
きれいにすすいだら、清潔なタオルで水気を拭き取ります。ごしごしと拭くのではなく、タオルに水を吸収させるようにやさしく押さえましょう。
また、古いタオルをずっと使っている方は買い替えも検討を。ごわついたタオルは肌当たりが悪く、繊維の間に雑菌が潜んでいることもあります。洗顔用にやわらかなタオルを用意する、使い捨ての洗顔タオルを購入するといった方法もおすすめです。
まとめ
やりがちな洗顔のNGリスト、あなたはいくつ当てはまりましたか?
正しい洗顔のために意識したいことはいくつかありますが、摩擦を防ぐことが特に重要です。できることから始め、洗顔を通して肌荒れを防ぎましょう。