毛穴の汚れや古い角質の蓄積は、肌のくすみやざらつき、肌あれなどを引き起こす原因になります。透明感のあるなめらかな肌を目指すためには、スキンケアの基本であるクレンジングと洗顔を見直すことが大切。毛穴の汚れや古い角質をケアするために知っておきたい基本知識や、効果的なクレンジング&洗顔の方法などを解説します。
ケアが必要なサインかも。毛穴の汚れ、
古い角質が原因で起こる肌トラブルの例
毛穴の汚れや古い角質は、さまざまな肌トラブルの原因になります。「毛穴汚れ」「古い角質」というワードにピンとこなくても、下記のような肌トラブルがあったらケアを見直すべきサインかもしれません。
毛穴の汚れによる肌トラブル…黒ずみ、肌あれ、たるみ毛穴etc
毛穴に皮脂やメイク汚れが詰まると、酸化して黒ずみが発生したり、ニキビなどの肌あれにつながったりする可能性も。毛穴が汚れで押し広げられて広がると、たるみ毛穴などにも発展してしまいます。
古い角質による肌トラブル…ごわつき、くすみetc
古い角質が肌表面に残ると、肌のターンオーバーが乱れてごわつきやくすみの原因に。角質が厚くなることでスキンケア成分が浸透しにくくなり、化粧のりも悪化してしまいます。
毛穴汚れ・古い角質のケアには
クレンジング&洗顔の見直しを
毛穴汚れや古い角質をケアするために、まず見直したいのはクレンジングと洗顔。特におすすめしたい種類を、その特徴や選び方のポイントとともにご紹介します。
毛穴汚れにはオイルタイプのクレンジングがおすすめ
クレンジングにもさまざまな種類がありますが、毛穴汚れをしっかり落とすならオイルタイプがおすすめです。皮脂となじみやすく、毛穴に詰まった角栓なども浮かせやすいのが特徴。毛穴ケアに特化したものも多く販売されています。
植物由来のオイルがベースになっているものや、オイルに厚みがあり摩擦が起きにくいものを選ぶと、肌への負担を軽減しやすくなるでしょう。ケチらずに使える価格かどうかも、選ぶ際のポイントになります。
古い角質は、スクラブ洗顔ですっきりオフ
さまざまな種類がある洗顔料の中でも、古い角質のケアに注力するならスクラブ洗顔を取り入れてみましょう。洗顔料に含まれたスクラブ剤が、肌表面に付着したほこりや汗、古い角質を絡めとってくれます。肌表面がなめらかになることで、その後のスキンケアの浸透やメイクのりがよくなる効果も。
含まれているスクラブ剤は洗顔料によってさまざまですが、例えばコンニャクなどの自然由来素材を使ったものがおすすめです。毛穴よりも小さなマイクロサイズに加工されていると、より効率よくやさしく汚れを落とせます。また、汚れの吸着効果が期待できるクレイ(泥)成分が含まれているものも選択肢になるでしょう。毎日使えるものを選べば、古い角質をため込む前に汚れをすっきり落とせます。
肌をなめらかに整えるクレンジング&洗顔のポイント
悩みに合ったクレンジング・洗顔を選んだら、正しく使うことも重要です。普段の習慣を振り返りながら、“落とすケア”のポイントを今一度おさらいしましょう。
クレンジング&洗顔共通のポイント
クレンジング・洗顔ともにまず意識したいのは、肌を擦らないこと。ゴシゴシと力を入れず、やさしい力加減で洗うことを意識しましょう。摩擦を防ぐためには、量をけちらずたっぷり使うことも大切です。
また、水が冷たすぎると汚れが落ちにくく、反対に熱すぎると肌のうるおいが奪われやすくなってしまいます。季節にかかわらず、32〜34℃のぬるま湯を使いましょう。
クレンジングのポイント
オイルやジェル、ミルクなどのタイプに限らず、クレンジングはなるべく乾いた手に出しましょう。肌の中心から外側にゆっくりと広げ、メイクと丁寧になじませます。Tゾーンや小鼻などの毛穴汚れが目立ちやすい部分は、くるくると円を描くようになじませてください。
オイル・バームなどの油分が多いクレンジングは、一気に流す前に「乳化」のステップを挟みましょう。顔全体にクレンジングを広げたら、少量のぬるま湯を手に取ってなじませます。白っぽく濁ったら乳化した合図。洗い残しのないよう、ぬるま湯でしっかりすすぎましょう。乳化のひと手間を挟むことで、肌に負担をかけずにすっきりと洗い流せます。
洗顔のポイント
洗顔フォームはしっかり泡立て、弾力のある泡で洗うことが大切。肌に手が触れないよう、泡をクッションにするイメージで洗顔しましょう。泡立てが苦手な方は、洗顔ネットを使うのも手です。量は2cm程度を目安にしてみてください。
洗顔後は、タオルを肌にやさしく当てて水気を拭き取ります。肌が乾燥しやすい状態になっているので、その後はなるべく早くスキンケアに移りましょう。
まとめ
肌のくすみやざらつき、肌あれなどを引き起こす毛穴汚れや古い角質の蓄積。適切なクレンジングと洗顔を習慣にすることで、透明感あふれる素肌へと近づくことができます。自分の肌状態に合ったクレンジングや洗顔を選び、正しく使うことが美しい肌への近道です。毎日の“落とすケア”を見直して、毛穴や角質による肌トラブルのないすこやかな肌を目指しましょう。