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顔の毛穴は、皮脂腺の分泌が主な役割です。「毛穴が汚れているから」と、きれいにしたいと思っている方も多いと思いますが、毛穴に脂などがたまるのはごく自然なことです。毛穴はくぼんでいるため影ができることによって黒く見えることもあります。今回は、そんな毛穴をキレイにカバーするメイク方法をお伝えしていきます!

■しっかり下地を塗っても毛穴が目立ってしまう原因とは?

どうして毛穴は目立つのでしょうか。毛穴の大きさは実は遺伝的なものです。そこには男性ホルモンの量がかなり関係しています。このような生まれつきの要素もありますが、皮脂が詰まって毛穴が目立つ詰まり毛穴や、真皮の衰えにより肌がたるみ、毛穴が広がって見えるたるみ毛穴はスキンケアや予防で改善することができます。

皮脂と角質が混ざりあうことによって目立つ詰まり毛穴は、主にTゾーンの毛穴に多く見られます。朝、水だけで洗顔をしている、お風呂で汗をかき、必要以上に汚れをかきだそうとする、保湿をおろそかにしている方は注意です。
加齢に伴い、縦長に毛穴が広がるたるみ毛穴は、真皮のコラーゲンやエラスチンが老化することによって弱り、毛穴を支えきれなくなって起こります。頬に主に多く見られ、洗顔の最後に冷水で引き締める、アンチエイジングコスメやあぶらとり紙を使用していない方は気を付けましょう。

生まれつき皮脂腺が大きいタイプ、開き毛穴は、オイリー肌の方に多く見られます。毛穴パックを頻繁におこなったり、ゴマージュやスクラブで肌を刺激しないように注意が必要です。

■メイク時に気になるポイントを下地でカバー

最近ではほぼ無色透明ですが、毛穴だけでなく小じわ、ほうれい線の影までもふわっと目立たなく整えたり、毛穴の凸凹を光を拡散させるソフトフォーカス効果でカバーしたり、元々の肌色を覆い隠さず、毛穴やくすみを払拭してトーンアップしてくれるなどの、高機能下地もたくさん出ています。これらはおもにパウダリ―ファンデーションとの併用がおすすめです。リキッドファンデーションには、カバー力が高いパウダーを含んで毛穴の凸凹をフラットにしながら明るく整え、様々な外敵から肌を守りながら、毛穴や色ムラをカバーするような下地がおすすめで、これからの時期はつけた後、ひんやりした感覚で肌をきりっと引き締めてくれるものも多くなってくるでしょう。

また、下地とファンデーションを混ぜれば、どんな毛穴にも対応できるカバー力が出ることもあるので、ぜひ試してみたいテクニックです。顔全体のトラブルは、ファンデーションやコンシーラーで無理にカバーするより、下地の段階で淡く整えておくほうが自然な仕上がりに。ごく少量のファンデーションを下地に混ぜて、カバー力を底上げしましょう!

毛穴をカバーができる下地の選び方をご紹介!

毛穴をカバーができる下地の選び方をご紹介!

■毛穴をカバーができる下地の選び方をご紹介!

加齢とともに増える肌悩みに対して、一生懸命メイクをすることによって、厚塗りになり、肌の自然なつやや血色を消してしまい、かえって老けて見えてしまうことはありませんか?単なる薄塗りのナチュラルメイクも、年齢を浮き彫りにしてしまいます。そこで必要になるのが「清潔感」。エイジングケア世代は顔が全体的に下がり立体感が失われるため、平面的な顔が目立ってきます。そこで必須になるのが、化粧下地なのです。

肌に感じる老化は、しわやたるみだけではありません。肌色も老化します。どんよりとしたくすみは、エイジングケア世代の肌から清潔感を奪います。化粧下地でこのくすみを消してしまいましょう。

化粧下地にはファンデーションのつきやもちをよくする効果があります。特におすすめはオレンジ色のメイク下地。オレンジ色が持つ黄色みは肌色に潜む色なので、くすんだ肌色とのつなぎ役となると同時に、毛穴からつくられる小さな影を補正し、キメの細かい肌に見せてくれるでしょう。自然な血色感も期待できます。皮脂を防ぎながら保湿効果が期待できるものもあります。

他にも開き毛穴には、しっかりと毛穴を埋めながらひと塗りで凸凹が補正でき、かつサラサラ感が持続するもの、黒ずみ毛穴には皮脂くずれ防止効果がありツヤでぼかすことで赤みもカバーしハイライトとしても使えるもの、たるみ毛穴には美容液成分がたっぷり配合されていてメイクの上からも毛穴のカバーができるものなど、種類がとても豊富になっています。

■下地で毛穴をうまくカバーする塗り方とは?

まず、ムラなく均一には塗らないようにしましょう。のっぺりとした印象になり、顔が大きく見えてしまうこともあります。初めのひと塗りは毛穴が目立ちやすい頬から塗り始めて、あくまでも部分的に使っていきましょう。それによって、自然な立体感を出していきます。

毛穴は、くすみやシミなどの色ムラとは違って凸凹があるので、下向きに開いてくる頬の毛穴などは、下から上へと小刻みに動かして塗りたくなりますが、厚塗りになりがちです。化粧下地は、スルスルと軽く横塗りにしていきましょう。それでも毛穴が気になる時は、反対の手で目尻の下あたりを軽く引き上げながら横塗りにすることがおすすめです。

もちろん、乾燥対策もおこたらないようにしていきます。ピーリングなどの適度な毛穴ケアと一緒に、伸びきったコラーゲンをもとに戻すためのケアも行いましょう。皮脂を除去するレチノールやフルーツ酸、引き締め効果のあるビタミンC誘導体の合わせ技を行います。適度な皮脂は皮膚に必要なものなので取りすぎにはくれぐれも注意です。

日やけ止め効果がある下地は、塗りムラに特に注意しましょう。しっかりまんべんなくのばさないと、日やけもムラになってしまう可能性大です。目のキワや鼻のわき、眉なども忘れずにきちんと塗りましょう。SPF効果の無い、パール入りの下地やコントロールカラー系の下地は立体感をつくるのに適しています。顔の側面やエラは避けて、逆三角形のハイライトゾーンに塗ると、ハイライト効果で自然な立体感が生まれます。指で伸ばした後にスポンジを使うとスジムラも防止できるのでおすすめです。

下地で毛穴をうまくカバーする塗り方とは?

下地で毛穴をうまくカバーする塗り方とは?

毛穴下地を制するものは、美肌を制すといっても過言ではありません。しかし毛穴の悩みにとらわれすぎないように気を付けて、あくまでも肌全体の美しさを心がけるようにしていくことが大切です。うぶ毛の毛根が毛穴だと思い込んで、間違ったスキンケアを行ってしまう可能性もあるので、時にはクリニックにも相談してみましょう。