メイクがくずれる原因はさまざまですが、とくに汗に悩まされている方も少なくないはず。そこで今回は、暑い季節や活動的なシーンでもきれいなメイクをキープするためのコツやアイテムをご紹介。万が一くずれてしまったときの対処法まで解説しますので、汗くずれで悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。

メイクがくずれる原因は汗だけにあらず。対策を見ていく前に、原因をあらためて理解しておきましょう。

汗・皮脂・乾燥

汗や皮脂は、メイクの浮き・ヨレの原因に。汗や皮脂の量が増える湿度・気温の高い環境下では、特にメイクがくずれやすくなります。

反対に、乾燥によって肌のうるおいが奪われ、メイクの浮きやひび割れにつながることも。うるおいを補おうとして、過剰に皮脂が分泌されることもあります。

肌に合わないメイクアイテムを選んでいる

肌の状態に合っていない下地やファンデーションを使うことも、メイクくずれの一因になります。乾燥肌なのに皮脂を吸着する下地を使っていたり、オイリー肌なのに濃厚なクリームファンデーションを選んでいたりしないか、今一度確認してみましょう。

メイクアイテムの使い方が不適切

メイクアイテムは重ねるほどくずれやすくなるので、つい量を多くしてしまう方は要注意。スポンジやパフでの使用が推奨されているのに指でしか塗っていないなど、本来と異なる使い方がメイクくずれにつながっている可能性もあります。

スキンケア後、すぐにメイクをしている

化粧水や乳液などのスキンケア後、すぐにメイクをしていませんか？水分・油分が表面に残っている状態でファンデーションや化粧下地を塗っても、肌になかなか密着しません。そもそも肌にフィットしていない状態なので、日中のくずれやすさも増してしまいます。
メイクをする前にティッシュで軽くオフすることをお勧めします。

くずれにくいメイクを叶えるための方法や、アイテム選びのコツをご紹介。汗を含めたさまざまな原因で起こるメイクくずれ対策として、ぜひ参考にしてみてください。

スキンケアでしっかり保湿する

肌をきちんと保湿し、ベースメイクがのりやすいなめらかな肌に整えるところからスタート。化粧水で水分をたっぷり補い、乳液やクリームなど適度な油分でフタをしましょう。

メイクくずれを防ぐためには、肌の状態に応じて油分の量を調節するのがおすすめ。もともと皮脂が多い場合はTゾーンだけ少なめにするなど、部位によって量を変えるといいでしょう。

もし多くのせすぎてしまったら、軽くティッシュオフしてください。スキンケアが肌になじんでからメイクに取り掛かりましょう。

肌状態に合うくずれにくい化粧下地・ファンデーションを使う

化粧下地・ファンデーションは、肌の状態に合うくずれにくいテクスチャーをセレクト。あぶらっぽさが気になるならオイルコントロール効果のあるさらっとしたタイプ、乾燥しやすいなら美容液成分が配合された濃厚なタイプなどがよいでしょう。

くずれだけでなくくすみも気になるなら、トーンアップ効果がある下地を選ぶのもおすすめ。時間が経っても、フレッシュな肌印象をキープしやすくなります。パッケージなどを確認し、推奨されている量や使い方を守ることも大切です。

化粧下地・ファンデーションの後は、くずれやすい部位を中心にフェイスパウダーを重ねるのも良いでしょう。

冷感効果のあるアイテムを使用する

気温やホルモンバランスの影響などで汗が止まらない、顔がほてるという方は「冷感コスメ」を活用するのも手。

スプレータイプの冷感ファンデーション、肌をひんやりさせる冷感スプレーなど、選択肢も年々増えています。期間限定品として発売されることが多いので、シーズンの初めにチェックしておきましょう。

仕上げにフィックスミストを使う

ポイントメイクまで完成したら、フィックスミストを吹きかけて仕上げを。二層式タイプの場合はしっかり振って、顔から20cmほど離してまんべんなく吹きかけましょう。メイクが肌に密着し、汗や皮脂によるくずれが起きにくくなります。

どんなに対策していても、メイクがくずれてしまうことはあるもの。そんなときの対処法を、手順に沿って解説します。

余分な皮脂や汗を吸い取る

くずれてしまった部分の余計な皮脂や汗を、ティッシュに吸収させます。

ミストやスプレータイプの化粧水で保湿

ミストやスプレータイプの化粧水で、肌にうるおいを補給します。

コンシーラーでくずれた部分をカバー

くずれた部分にだけコンシーラーをなじませ、肌を整えます。

フェイスパウダーを重ねる

フェイスパウダーを重ねてべたつきを抑えつつ、凹凸や色ムラを整えます。

UVカットスプレーで仕上げる

仕上げにUVカットスプレーをかけたら完了。日やけ止めの塗り直しも兼ねることができ、一石二鳥です。