徐々にマスクを外す機会が増えてきた今、どんなメイクが正解なのか、どこを盛ってどこを引くべきかわからないなど、メイクの方法を模索している方も多いのではないでしょうか。数年間主流になっていた「マスクメイク」から、「脱マスク」に対応するメイクへとアップデートするコツをご紹介します。「脱マスク」に向けたメイク方法で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
脱マスクに向けたメイクのポイントは、ツヤと発色
「脱マスク」の流れにともない、それまでマスクへの付着を考慮して抑えられていたツヤや色味を楽しむメイクが復活しつつあります。ベースメイクからポイントメイクまで、それぞれのコツを見ていきましょう。
ツヤ感のあるベースメイクでフレッシュ感を演出
肌はマスクの着脱にも耐えられるマット系から、みずみずしいツヤ系へとチェンジ。ツヤ肌仕上げのファンデーションを選び、フェイスパウダーはTゾーンなどのくずれやすい部分だけにのせるのがおすすめです。
顔全体にフェイスパウダーを使いたい場合は、鼻筋やこめかみ横のCゾーンなどにハイライトを重ねるのもあり。立体感とツヤ感が増し、いきいきとした表情に見せることができます。
主役にしたいのはやっぱりリップ!ツヤと発色を重視
「脱マスク」のメイクで主役にしたいパーツは、やはり口もと。ツヤと血色感のある発色のよいリップを選ぶと、ヘルシーな印象を演出できます。悩んだらレッド系やコーラルなど、赤みをしっかり感じられるカラーを選んでみてください。
また、唇が乾燥していたら先にリップクリームを塗り、軽くティッシュオフしてから塗るのがおすすめ。リッププランパーなどで、ツヤとうるおいを足すのも手です。
チークは本来の位置に戻し、自然な血色感を
マスクを着用していても見えるよう、少し高めの位置に入れるのがトレンドだったチークは、「脱マスク」に伴い本来の位置に戻しましょう。にこっと微笑んだときに最も高くなる位置を起点にして、ブラシでふんわりと広げます。
リップを主役にする場合は、バランスを取るためにチークはやや控えめにするのがおすすめです。
アイカラーは自然なグラデーションを意識して
アイメイクについては、マスクから漏れる蒸気によるにじみを防ぐためナチュラルにするか、マスクで隠れていないパーツのためしっかり仕上げるかの二択が多かったかもしれません。
「脱マスク」に備えるなら、まず意識したいのは自然なグラデーション。2~3色を使ってグラデーションをつくると、ナチュラルでありながら目力を演出できます。明るめかつツヤ感のあるアイカラーを選べば、表情が明るい印象に。アイカラーをより自然になじませたいときは、指やチップよりも、ブラシを使うのがおすすめです。
「脱マスク」に向けてメイク以外も準備を
マスクのない状態で人前に出る機会に備え、メイク以外もアップデートしておきたいところ。改めて意識したいいくつかのポイントをお伝えします。
スキンケアで肌あれ対策
マスクを外すといわゆる「マスクあれ」のリスクは減るものの、紫外線や空気中のよごれといった外的要因による肌あれのリスクは高まります。朝晩のスキンケアではあらためて基本の保湿を意識し、じゅうぶんに肌をいたわりましょう。
肌に合うスキンケアアイテムを使うことも大切なので、この機会にラインアップを見直してみてはいかがでしょうか。肌あれしてしまったときのために、シンプル処方のスキンケア用品を常備しておくのもおすすめです。
UVケアを万全に
マスクを常用していたときは、どうせ隠れるからと日やけ止めを塗っていない日があった方も多いはず。UVケアがおろそかになっていたら、「脱マスク」の日々に向けて習慣を復活させましょう。日やけ止めだけでなく日傘や帽子なども活用し、天気にかかわらず対策してください。
表情筋ケア、リフトアップ系のケア
マスク生活になり、フェイスラインや口もとのたるみ・ゆるみが気になり始めたという声は少なくありません。からだの筋肉と同様、表情筋も使わなければ徐々に衰えてしまいます。
口を動かすエクササイズを行ったり、食事の際はよく噛むようにしたりと、意識的に顔の筋肉を使う習慣を取り入れましょう。気心の知れた家族や友人と、思いきり笑う時間を過ごすことも大切です。また、スマートフォンやパソコンなどの見すぎや、見るときの表情や姿勢にも注意。眉をしかめないように気を付け、長時間同じ画面を見続けないようにしましょう。
見落としがちなオーラルケアやリップケア
唇や歯も、マスクを外すと目につきやすい部位のひとつ。意外と忘れがちですが、口内や唇のケアも見直してみてください。
特に唇は、長期間のマスク習慣によってあれやすくなった方もいるでしょう。皮ムケを起こしている場合は、まずワセリンやリップクリームなどでしっかり保湿することが大切です。スクラブやゴマージュは唇があれていないときに使い、頻度は週1回ほどまでにとどめましょう。普段からこまめに保湿することが重要なので、リップクリームは常に持ち歩くことをおすすめします。
まとめ
マスクへの付着を考慮し、ツヤ感や色味を抑えたメイクが主流になっていた数年間。「脱マスク」の流れに乗り、これまで我慢していたツヤや色を存分に楽しみましょう。
なお、今回ご紹介したメイクのテクニックはあくまでも一例です。迷ったときの参考にしつつ、自分が心から楽しめるメイクを追求してみてくださいね。