フェイスパウダーの基本を徹底解説!役割から種類、選び方や使い方まで

フェイスパウダーの基本を徹底解説!役割から種類、選び方や使い方まで

化粧下地やファンデーションと並ぶベースメイクの必需品、フェイスパウダー。しかし中には、そもそもの役割(効果)や選び方、使い方がいまいちわからないという方もいるのでは?
今回は、フェイスパウダーにまつわるあれこれを徹底的に解説。今さら人に聞けない・・・と思っていた方は必見です!

フェイスパウダーの役割

フェイスパウダーの基本を徹底解説!役割から種類、選び方や使い方まで

フェイスパウダーの基本を徹底解説!役割から種類、選び方や使い方まで

まずは、フェイスパウダーの役割をおさらいしておきましょう。

メイクくずれ・テカりを防ぎ、メイク持ちを高める

ベースメイクの仕上げにフェイスパウダーを使うことで、その前に塗布した下地やBBクリーム、ファンデーションなどの密着度がアップ。皮脂を吸着することでテカりも防ぎます。その後に使うアイカラーやアイブロウ、チークといったポイントメイクアイテムのつきを高め、にじみやヨレを防ぐ効果もあります。

肌を美しく見せる

毛穴や色ムラをふんわりとぼかし、透明感のある肌を演出する効果も。色つきタイプでカバー力を高めたり、パール入りタイプでツヤを演出したりと、アイテムや使い方を工夫することで理想の仕上がりに近付けます。

パウダーファンデーションとの違い

まれに混同されがちなパウダーファンデーションとフェイスパウダーですが、実際はまったくの別物です。

パウダーファンデーションの主な役割は、肌悩みをカバーして均一に見せること。一方フェイスパウダーの目的は、上述の通りファンデーションを肌に密着させてメイクくずれを防ぎ、肌の透明感を高めることです。

メイクくずれを防いできれいな状態をキープするためには、ファンデーションの後(ベースメイクの仕上げ)にフェイスパウダーを重ねる必要があります。リキッド・クリーム・クッションなどその他のファンデーションと同様、パウダーファンデーションの後にも別途フェイスパウダーを重ねましょう。

フェイスパウダーの種類と選び方

フェイスパウダーにもさまざまな種類や特徴があります。目的に合ったものを選ぶためのポイントを押さえましょう。

ルースタイプor プレストタイプ

フェイスパウダーの形状は、主にルース(粉)とプレスト(固形)の2種類。

ルースタイプの方がつけ心地が軽く、ふんわりとした印象に。プレストタイプは密着度が高く、マットに仕上がる傾向があります。固形のプレストタイプは、メイク直し用として持ち歩くときにも便利です。

色の有無

ファンデーションの仕上がりを邪魔しにくい無色透明(ルーセント)タイプのほか、ハイカバレッジなベージュや透明感を高めるラベンダー、血色をプラスするピンクなど、色展開もいろいろ。ツヤ感を演出できるパールが入っているものもあります。

それぞれの特色を見極め、併用するファンデーションや下地、肌悩みや使用シーンに合わせて選んでみてください。初心者さんにはルーセント(透明)タイプもしくはほんのりベージュがかった、ノンパールタイプが使いやすいでしょう。

保湿や皮脂吸着などに着目した成分

肌の状態や季節などに合わせて、配合成分に着目してみるのも手。

乾燥が気になるなら、アミノ酸やヒアルロン酸、セラミド、植物エキスなどの保湿成分に着目。単に保湿成分が入っているものはもちろん、パウダーを保湿成分でコーティングしたものもおすすめです。

テカりに悩まされているなら、ポリマー(メタクリル酸メチルクロスポリマーなど)やシリコーン(ジメチコンなど)が配合されているかをチェックしてみてください。皮脂を吸着する作用があり、さらっとした状態を保つことができます。

UVカット機能

日やけ止めや紫外線カット効果のある下地、ファンデーションを使う場合は必須ではありませんが、UVカット機能もチェックしておきたい項目のひとつ。

メイク直しのついでに紫外線対策ができたり、紫外線を防ぎつつフェイスパウダーだけのライトメイクで肌を休めたりと、UVカット機能があれば活用の幅が広がります。

フェイスパウダーの使い方

フェイスパウダーの基本的な使い方を解説します。

使うタイミングはベースメイクの最後

初めに少し触れたとおり、フェイスパウダーはファンデーションの後、ベースメイクの仕上げとして使うのが基本。また、日中のメイク直しに使うこともできます。

パフもしくはブラシを使用

フェイスパウダーは、パフもしくはブラシで肌に塗布します。

パフの方が肌にしっかりつき、マットできちんと感のある印象に。ブラシはより薄くつくので、透明感と自然なツヤを演出できます。

付属品としてついているパフのほかにブラシを1本持っておくと、仕上がりの雰囲気を簡単に変えることができて便利です。

基本の使い方【パフ&ブラシ】

①プレストタイプは直接パフ/ブラシをあて、ルースタイプの場合はフタの裏側などにパウダーを出し、パフ/ブラシにパウダーをしっかり取ります。

②そのまま顔につけるとムラになるので、パフはよく揉みこみ、ブラシはフタの裏やティッシュ・手の甲などでよくなじませ、内側までパウダーを行き渡らせましょう。

③まずは皮脂が多く出やすいTゾーン(ひたい・鼻)からのせ、次に両ほほなどの広い部位へ。
パフは下から上に向かって軽くおさえるようにすると毛穴レスに。ブラシの場合はクルクルと磨くようにすると、ムラのないきれいなツヤ肌に仕上がります。

④最後に目や口のまわりなどの細かい部分を仕上げましょう。パフは二つ折りにして持ち、ブラシは先端を使うのがコツです。特に目のまわりにパウダーをきちんとのせておくと、アイメイクの持ちがアップします。

⑤パフを使う場合は、最後に何もついていないブラシでひとはけするときれいな仕上がりに。余計なパウダーを払うことで厚塗り感がなくなり、メイク持ちもよくなります。

まとめ

ベースメイクの仕上がりを左右するフェイスパウダーは、種類や特長もさまざま。理想の仕上がりや使用シーン、肌悩み、下地やファンデーションとの相性などを考慮し、お気に入りを見つけましょう。良さを活かすために、今回ご紹介した使い方をぜひ試してみてください。