朝にしっかりと仕上げたはずなのに、日中に鏡を見たらベースメイクがひび割れていたり粉を吹いていたり・・・乾燥肌の方なら、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
今回は乾燥肌の方に向けて、カサつきにくいベースメイクの方法やアイテム選びのコツを伝授。いつ鏡を見ても完璧な、うるツヤ肌を目指しましょう。
乾燥肌にありがちなベースメイクの悩みとその原因
ファンデーションののりが悪い、時間が経つと浮く・ひび割れる、目もとや口もとのシワに入り込んでしまうなど、乾燥肌のベースメイクには悩みがつきもの。
ベースメイクののりが悪い原因は、乾燥によってキメが乱れることで生じる肌表面の凹凸。日中に乾燥が進むと、そもそもきれいに密着していないベースメイクがさらに浮き、ひび割れや粉吹き、シワへの入り込みなどにつながってしまいます。
お手入れ不足、洗顔のしすぎ、ホルモンバランスの乱れ、外気の乾燥や紫外線など、肌が乾燥する原因はさまざま。原因に合わせてスキンケアや生活習慣を見直しつつ、これからご紹介するベースメイクの方法も参考にしてみてください。
ベースメイクの前に、スキンケアでうるおいをチャージ
ースメイクののりをよくするためには、肌をしっかりと保湿しておくことが大切。角層をうるおいで満たし、肌表面をなめらかに整えておきましょう。
基本の保湿ケア
洗顔後、まずは化粧水で水分をたっぷり補います。乾燥肌の場合は、何度か重ね付けするのもおすすめ。シートマスクを活用するのも手ですが、乾燥を防ぐために10分程度ではがすようにしましょう。
化粧水の後は、油分を含む乳液やクリームでうるおいにフタをします。ただし肌表面に油分が残るとメイクくずれにつながるので、ベタつきが気になるときは軽くティッシュオフするとよいでしょう。
また、製品ごとに推奨されている目安量をきちんと守ることも大切です。目安量を使っても足りない場合は、肌の状態を見ながら重ね塗りしましょう。
基本の化粧水・乳液(クリーム)でもうるおいが不足していると感じたら、美容液等を追加することも検討してみてください。
おすすめの保湿成分
乾燥肌のスキンケアには高保湿成分が欠かせません。
ヒアルロン酸・セラミド・アミノ酸・エラスチンといった肌にもともと存在する保湿成分のほか、肌の水分保持能を改善すると認められた有効成分・ライスパワーNo.11にも注目してみてください。
【下地編】乾燥肌向けベースメイク
スキンケアで肌を整えたら、化粧下地でうるおいの土台を作りましょう。
化粧下地の選び方
先にお伝えしたような成分が配合されている、保湿に特化した化粧下地を選びましょう。肌に塗ったときにしっとり感とツヤがある、エッセンスタイプやクリームタイプがおすすめです。
化粧下地の使い方
適量を一度手の甲に出したら両ほほ・ひたい・鼻・あごの5点に置き、顔の内から外に向かってのばしましょう。Tゾーン(ひたい・鼻筋・鼻)はやや薄めにしておくと、自然な立体感とくずれにくさを両立できます。
また乾燥肌の場合、一般的な目安量(パール粒大)だと足りないことも。まずは適量を使い、ムラにならないように注意しながら少しずつ追加しましょう。
【ファンデーション編】乾燥肌向けベースメイク
下地の次はファンデーションを重ね、より美しい肌を演出しましょう。
ファンデーションの選び方
乾燥肌は、リキッド(クッションを含む)やクリームなど「液状」のファンデーションをチョイス。下地と同様、ツヤ仕上げの高保湿タイプがおすすめです。
ファンデーションの使い方
肌にのせる手順は化粧下地と同様です。下地と同じ手順で肌にのせ、ムラにならないよう丁寧に広げていきましょう。
ただし顔全体に重ねすぎると、乾燥によるくずれやひび割れのリスクも高まってしまいます。目の下から頬にかけての広い部分を重点的にカバーし、その他の部位を薄くすることを意識しましょう。
最後は、何もついていないスポンジでトントンとなじませると密着感がアップ。ムラを解消するとともに、くずれにくさにもつながります。
【フェイスパウダー編】乾燥肌向けベースメイク
肌質や使用するファンデーションなどにかかわらず、ベースメイクの仕上げにはフェイスパウダーがマスト。うるおいやツヤを保ちながらヨレ・くずれを防ぐため、選び方と使い方を工夫しましょう。
フェイスパウダーの選び方
乾燥肌におすすめしたいのは、粉体をアミノ酸やヒアルロン酸などの保湿成分でコーティングするなど、乾燥しにくい処方を取り入れているフェイスパウダー。
形状の異なるプレスト(固形)とルース(粉状)がありますが、乾燥肌にはよりツヤを演出しやすいルースタイプがおすすめ。ふんわりとやわらかい粉質のフェイスパウダーを選ぶことで、乾燥しにくくなります。乾燥によるツヤのなさが気になるなら、繊細なパールが配合されているものを選んでもよいでしょう。
フェイスパウダーの使い方
カサつきの目立ちにくいツヤ肌を目指すには、ブラシ使いがおすすめ。
まずはブラシの内側にまで行き渡るようにパウダーを含ませ、手の甲やティッシュで軽くなじませます。皮脂が出やすいTゾーンからのせ、ブラシに残ったパウダーを顔全体へ広げるように塗布。つけすぎてしまうとぱさつき感が出てしまうので、Tゾーン以外は控えめにしておくのがおすめです。
もしパフを使う場合も、基本的な使い方は同じ。パフの内側までパウダーが入るようにしっかり揉み込み、Tゾーンを中心に塗布します。最後に何もついていないブラシで余計なパウダーを払うとツヤが出て、ムラのない自然な仕上がりが叶います。
まとめ
ファンデーションの浮きや粉吹きといった乾燥肌の悩みは、ベースメイクアイテムの選び方と使い方を工夫することで解決できます。毎日のメイク習慣をアップデートして、つい鏡を見たくなるうるおいに満ちたツヤ肌に近付きましょう。