くすみ、毛穴、小ジワもカバー!フェイスパウダーの効果的な使い方と選び方

くすみ、毛穴、小ジワもカバー!フェイスパウダーの効果的な使い方と選び方

フェイスパウダーはくすみカバーや毛穴カバーなどさまざまな効果が期待でき、ベースメイクの最後に使うことで仕上がりを美しく演出するアイテムです。今回はフェイスパウダーの選び方や効果的な使い方、使うときの注意点について解説します。

フェイスパウダーの効果

フェイスパウダーはベースメイクの最後に使うアイテムで「フィニッシュパウダー」「おしろい」とも呼ばれます。サラサラとした質感の粉で、ベースメイクの仕上がりを美しく見せたりくずれを防いだりするのがおもな役割です。フェイスパウダーには次のような効果が期待できます。

● くすみカバー
● 色ムラ補整
● 毛穴カバー
● 小ジワを目立たせない

フェイスパウダーの効果について詳しく見ていきましょう。

くすみカバー

フェイスパウダーには、肌のくすみをカバーして透明感を演出する効果があります。くすみとは肌本来の明るさが失われて暗く見える状態を指し、くすんだ肌はツヤのない疲れたような印象をあたえるでしょう。

微細なパールが配合されたフェイスパウダーは、光を反射する効果で肌を明るく見せ、自然なツヤ感のある仕上がりが期待できます。

色ムラ補整

フェイスパウダーには色なしのクリアタイプと色つきのタイプがあり、色つきのフェイスパウダーは肌の色ムラ補整に活躍します。肌の色調が不均一になる色ムラは目の下の青隈やほほの赤み、肌が黄色く見える黄ぐすみなどが代表的です。

色つきタイプのフェイスパウダーには肌の色ムラを補整して均一に見せる効果があり、自然に色ムラをカバーして気になる部分を目立ちにくくしてくれます。

毛穴カバー

フェイスパウダーは凹凸が目立つ毛穴をカバーする効果も持っています。肌表面をふんわりと覆うことで毛穴を自然にカバーして、つるんとなめらかな肌に見せてくれるでしょう。

細かなラメやパール入りのフェイスパウダーには、光の効果で毛穴を目立ちにくくする効果があります。フェイスパウダーはメイクのくずれを防ぐはたらきも備えているため、ベースメイクの仕上げにフェイスパウダーを使うことで、メイクくずれによる毛穴の目立ちを抑えられるでしょう。

小ジワを目立たせない

フェイスパウダーのもうひとつの効果は、小ジワをカバーして目立たせないことです。小ジワを隠そうとしてファンデーションを厚めに塗る人がいると思いますが、ファンデーションがヨレたりシワに入り込んだりすることで余計にシワが目立ちます。

小ジワが気になり始める40代や50代以降は、細かいラメが入ったフェイスパウダーを使うのがおすすめです。光を拡散させる効果でシワをぼかし、小ジワを目立たなくしてくれるでしょう。

フェイスパウダーの選び方

フェイスパウダーの選び方の基本は、好みの仕上がりや肌状態に合わせて選ぶことです。さまざまな機能を持った製品があるため、ここで紹介する3つのポイントを参考にしてフェイスパウダーを選んでみてください。

● トーンアップ効果
● 保湿効果
● 毛穴カバー力

それぞれの効果別に、どんなフェイスパウダーを選べば良いのか具体的に解説していきます。

トーンアップ効果

フェイスパウダーにはカラーコントロール機能を備えたものがあり、仕上がりのイメージや肌悩みに合わせて色を選ぶことでトーンアップ効果が期待できます。各カラーの特長を確認してみましょう。

▼ベージュ・オークル系

肌になじみやすいベーシックカラーで、フェイスパウダーを初めて使う人にぴったりです。毛穴や色ムラなどの肌悩みを均一にカバーしてナチュラルに仕上げます。ファンデーションを塗らない日は化粧下地の上からフェイスパウダーをのせて、軽いベースメイクとして活用してみてはいかがでしょうか。

▼ピンク・パープル系

肌がくすんで暗く見えるのが気になる人におすすめのカラーです。ピンク系は血色の良い肌を演出し、くすみを払って健康的で透明感のある仕上がりが期待できます。パープル系は透明感にプラスして、より色白なワントーン明るい肌を演出できるカラーです。

▼グリーン系

ほほの赤みでお悩みの人にはグリーン系のフェイスパウダーが向いています。グリーンは赤の反対色であるため、赤みを補整して透明感のある仕上がりになるでしょう。化粧下地やコンシーラーに比べて補整力は低めですが、明るさがプラスされて赤みをさりげなくカバーしてくれます。

▼カラーレスタイプ

透明タイプのフェイスパウダーは肌にのせても色がつかないため、下地やファンデーションの色味をそのまま活かせます。クリアカラーなら手持ちのベースメイクとの相性が良く、どんなアイテムと一緒に使っても活躍するでしょう。色ムラをカバーする効果は少ないですが、厚塗り感のないツヤ肌に仕上がるのが魅力です。

保湿効果

肌が乾燥しがちな人は、保湿効果のあるフェイスパウダーを選びましょう。乾燥肌にフェイスパウダーをのせると、粉を吹いたようになって余計に乾燥して見えることがあります。

保湿成分の配合されたフェイスパウダーを使えば、肌のうるおいが保たれて乾燥しない仕上がりが期待できるでしょう。フェイスパウダーに配合されている保湿成分には以下のようなものがあります。

● ヒアルロン酸
● コラーゲン
● セラミド
● グリセリン
● アミノ酸

そのほかにも製品によって植物エキスなどさまざまな保湿成分が入っているため、成分表示を見て確認してください。

毛穴カバー力

毛穴の凹凸を隠したい場合は、毛穴カバー力に優れたフェイスパウダーを選ぶようにしましょう。ファンデーションでも毛穴をカバーできますが、しっかり毛穴を隠そうとすると厚塗り感が出てしまいます。

毛穴を隠しつつ素肌感のある仕上がりにしたいときは、微細なパウダーで光を反射して毛穴を自然に目立たなくするフェイスパウダーを使うのがおすすめです。パウダーの粒がより細かいほうが粉っぽくならず、肌になじんでふんわりと毛穴をカバーできるでしょう。

フェイスパウダーの効果的な使い方のコツ

くすみ、毛穴、小ジワもカバー!フェイスパウダーの効果的な使い方と選び方

くすみ、毛穴、小ジワもカバー!フェイスパウダーの効果的な使い方と選び方

フェイスパウダーの正しい使い方をマスターすると、ベースメイクの仕上がりをさらに美しくできます。フェイスパウダーを効果的に使うためのコツは次の4つです。

● ベースメイク後に使用
● パフで押し込むように塗布
● 重ねづけでカバー力調整
● 仕上げにティッシュでオフ

正しい手順で丁寧にフェイスパウダーをつけて、理想の仕上がりを目指しましょう。

ベースメイク後に使用

フェイスパウダーは、ベースメイクの最後に使うのが基本です。化粧下地からスタートして以下の順番で重ねていきましょう。

1. 化粧下地
2. リキッドまたはクリームファンデーション
3. 気になる部分にコンシーラー
4. フェイスパウダー

軽い印象に仕上げたいときはファンデーションを省いて、化粧下地とコンシーラーの後にフェイスパウダーをのせるとナチュラルな仕上がりです。

パフで押し込むように塗布

肌につけるときは付属のパフで押し込むように塗布しましょう。フェイスパウダーには粉状のルースパウダーと固形のプレストパウダーがあります。いずれもパフに取ったらパフの面が肌にしっかり当たるようにして、置くような感じでのせていくのがコツです。

パフを肌にすべらせると化粧下地やファンデーションのくずれにつながるため、あまり力を入れず、押さえるようにしてパウダーを密着させましょう。

重ねづけでカバー力調整

フェイスパウダーは、化粧下地やファンデーションよりもカバー力が低いため、重ねづけして肌悩みをカバーしましょう。フェイスパウダーの粉はサラサラとした軽い質感のため、重ね塗りしても厚ぼったくならないのが大きなメリットです。

フェイスパウダーには皮脂を吸着する効果があり、Tゾーンに重ねづけすると皮脂によるテカりを防げます。

仕上げにティッシュでオフ

フェイスパウダーをつけた後は、仕上げにティッシュを軽く顔に当てて余分な粉をオフしましょう。ティッシュで粉と同時に余分な皮脂も取り除けるため、よりサラサラに仕上がります。

ティッシュの代わりに、何もついていないブラシで粉を落とすのもひとつの方法です。最後に顔全体をブラシで払うようにすると、美しいベースメイクの仕上がりが長持ちします。

フェイスパウダーを使用する際の注意点

フェイスパウダーを使いこなすには、次の注意点を押さえておきましょう。

● 量に注意
● 肌質に合ったものを選ぶ
● ムラを防ぐ

パウダーの使い方や選び方を間違えるとメイクくずれなどの原因になるため、ここで紹介するポイントを参考にしてください。

量に注意

フェイスパウダーはパフやブラシを使って肌にのせますが、パウダーの量が多いと仕上がりが粉っぽくなるため注意してください。パフやブラシにパウダーを取ったら、肌にのせる前に余分な粉を落としましょう。

パフの場合はパウダーをパフにもみ込み、ブラシの場合はティッシュや手の甲に毛先をトントンしてパウダーの量を調整します。

肌質に合ったものを選ぶ

肌質に合ったフェイスパウダーを選ぶと、気になる悩みをきれいにカバーできます。肌質別に選び方のポイントを確認してみましょう。

▼乾燥肌・敏感肌

乾燥肌には保湿成分が配合されているタイプや、パウダーがオイルでコーティングされたタイプがおすすめです。敏感肌の人は肌に刺激を起こしやすい成分が入っていないものや、石けんで落とせるものが良いでしょう。

▼混合肌

Tゾーンの皮脂が出やすいのに、ほかの部分が乾燥しやすい混合肌の人は、保湿とテカり防止を両立させたフェイスパウダーを選ぶようにしましょう。保湿成分に加えて、次のような皮脂吸着成分が配合されたパウダーをおすすめします。

● シリカ
● マイカ
● タルク
● 酸化チタン

▼脂性肌

皮脂の分泌量が多い脂性肌には、皮脂やテカりを抑える成分が入っているフェイスパウダーが向いています。前述したような皮脂吸着成分に加えてメタクリル酸メチルクロスポリマーなどのポリマー類や、ジメチコンなどのシリコーンが配合されたものを選びましょう。

ムラを防ぐ

仕上がりのムラを防ぐために、フェイスパウダーは少量ずつのせてください。一度にたくさん粉をつけるとムラになったり厚塗りになったりして、仕上がりが美しくなりません。

最初はTゾーンやほほなどの広い部分にパウダーをのせて、パフを使う場合は下から上に向かって押さえるように、ブラシの場合はクルクルと円を描くように動かすとムラができにくいでしょう。

次に目もとや小鼻、口まわりを仕上げます。パフなら二つ折りにして、ブラシなら先端を使うようにすると、細かい部分まできれいにパウダーをつけられるでしょう。

まとめ

フェイスパウダーはくすみカバーや色ムラ補整、毛穴カバー、小ジワ隠しといった効果で肌を美しく見せてくれるアイテムです。正しい使い方、選び方を心がけることでフェイスパウダーの効果をよりいっそう高められます。

肌質に合ったものを選ぶことや手順を守って丁寧に塗っていくことが大切なため、この記事で紹介したコツを押さえて理想的な仕上がりを目指しましょう。