眉は「顔の印象の8割を決める」とも言われるほど、表情や雰囲気を大きく左右する重要なパーツです。そんな眉のメイクに欠かせないアイテムのひとつが「眉マスカラ」。眉メイクに取り入れるだけで、一気に垢抜け感を出せます。
本記事では、眉マスカラの基本的な役割から選び方、初心者でも失敗しにくい塗り方などをご紹介。眉マスカラの扱い方を知り、顔全体の印象をアップデートさせましょう。
眉マスカラとは?役割と仕上がりの効果
眉マスカラは、眉毛に色をつけるためのメイクアイテム。パウダーやペンシル、リキッドといったほかの眉メイクアイテムと異なり、眉毛そのものにカラーをのせて、全体の印象をソフトに整えることができます。髪色に合わせて眉を少し明るくするだけで、顔全体がぐっと垢抜けた印象に。
また眉毛の毛流れを整え、眉に立体感や清潔感をもたらす効果もあります。パウダーやペンシルで形を整えたあとに眉マスカラを重ねることで、自然に仕上がりつつもしっかりとした雰囲気に。メイク初心者でも比較的扱いやすく、女性はもちろん男性にもおすすめです。
眉マスカラの選び方
選び方を工夫することで、より理想の眉毛に近づきやすくなります。眉マスカラを選ぶ際にチェックしたい、いくつかのポイントを見ていきましょう。
髪色よりもワントーン明るい色が基本。気分やトレンドで遊ぶのもおすすめ
眉の印象は、色で大きく印象が変わるもの。基本的には、髪色よりもワントーン明るいカラーを選ぶと垢抜けた印象に仕上がります。たとえば黒髪ならダークブラウンやアッシュ系、明るめの茶髪であればライトブラウンやベージュ系がおすすめです。
ただし、メイクの雰囲気やトレンド感を意識するなら、必ずしも髪色と合わせる必要はありません。最近ではピンクやグレージュ、オレンジ、ブルーやパープル、グリーンなど、個性的なアイブロウカラーも登場しています。ファッションやメイクに合わせて、遊び心のあるカラーを取り入れてみるのもよいでしょう。イベントや気分によって使い分けることで、ほかの人と差をつけたおしゃれ感を演出できます。
やわらかい雰囲気にしたいなら、暖色系のカラーを
やわらかく女性らしい印象を演出したいときには、ピンク系やオレンジ系などのあたたかみのあるカラーがイチオシ。ブラウンがベースになっていれば、奇抜にならずふんわりとした印象をプラスできます。血色感がプラスされるため、顔全体が明るく見える効果も。
大人っぽくするなら、やや暗めのカラーを
きりっと大人っぽい印象に仕上げたいときや、フォーマルな場に合わせたいときは、あえて髪色より少しだけ暗めのカラーを選んでしっかりと塗るのがおすすめです。毛流れを整えてきちんと感を出すと、顔立ちもひきしまって見えます。
ナチュラルメイクには、透明タイプの眉マスカラも
色は加えず、毛流れを整えるだけの透明タイプの眉マスカラも注目されています。ナチュラルメイクのときなど、毛流れを自然にキープしたいけれど色は足したくないときにぴったり。色をつけなくとも、毛流れが整うだけで一気に垢抜けます。男性やメイク初心者さんのほか、スクールメイクや休日のリラックスメイクにもおすすめです。
小さめor大きめ?ブラシのサイズもチェック
眉マスカラは、ブラシのサイズもいろいろ。大きめのタイプは一気に広範囲に塗れて時短になる一方、細かい部分まで塗るのがやや難しくなることも。反対に、眉尻や生え際などにも塗りやすい小さめのブラシは、そのぶん手間がかかります。眉の形や濃さ、量、自分のメイクスキルに合わせて選びましょう。
ウォータープルーフやフィルムタイプなど、落ちにくさ・落としやすさにも注目
長時間きれいな眉をキープしたい人や汗・皮脂が気になる季節には、ウォータープルーフタイプを選ぶと安心です。オフのしやすさや肌へのやさしさを重視する場合には、お湯で簡単に落とせるフィルムタイプを選ぶとよいでしょう。季節や使用シーンを考え、自分にとって適切な機能があるものを探してみてください。
【初心者必見】眉マスカラの基本の塗り方
きれいな眉に仕上げるためには、眉マスカラの使い方も大切。まず押さえておきたい、基本の使い方を解説します。
液をブラシに均一になじませる
眉マスカラを使ううえでまず大切なのは、適量を守ること。ブラシに液をたっぷりとつけすぎてしまうと、ムラやダマの原因になります。塗ったときにべたっとついてしまい、毛が固まって不自然に見えることも。特に、使いはじめのうちは容器のフチで軽くしごくかティッシュオフして、液をブラシに均一になじませてから使いましょう。
眉尻から眉頭へ、毛流れに逆らうように塗る
まず、眉尻から眉頭へ塗りましょう。先に毛流れに逆らうように塗ることで、眉毛の根もとにまでしっかりと色が乗りやすくなります。ただし地肌にまでマスカラがつかないよう、あくまで毛にだけ塗るように意識することがポイントです。
全体をブラシで軽くとかし、毛流れを整える
最後に、眉が生えている方向に沿ってブラシで軽くとかし、全体の毛流れを整えます。このひと手間でムラづきを防ぐことができ、毛流れが整うことで一気に垢抜け感が出ます。
まとめ
眉マスカラは単に眉に色をのせるだけではなく、垢抜けた印象づくりに欠かせないアイテム。上手に使いこなせば、なりたい印象に合わせて自在に雰囲気を変えることもできます。毎日のメイクに眉マスカラを上手に取り入れて、自分らしい美しさを引き出しましょう。