いくつになってもきれいな肌でいるために。
基本のスキンケア方法をマスターしよう
基本のケアに、悩み解消ケアをプラスすることがエテルナ世代には必須です。まずは肌質をチェックしてみましょう。
美しい肌に一歩近づく基本のスキンケア方法
美しい肌を守るためには、ムダなお手入れを省いて肌が本当に必要としているケアを取り入れることが大切です。「落とす」「潤す」「守る」のシンプルメソッドを正しい順番でおこなうことで、基礎化粧品の効果は各段にアップします。メイク落とし→洗顔→整肌→仕上げの手順について見ていきましょう。
【メイク落とし】
メイクをした日はクレンジングと洗顔で素肌の状態に戻します。ファンデーションは、一日たつと皮脂やホコリと混じりって「汚れ」になってしまうのです。
【洗顔】
基本的に朝晩の二回で皮脂を落とします。皮脂は時間とともに酸化し、肌を刺激する物質になります。それもまた肌荒あれや老化の原因に。
【整肌】
化粧水はすぐに蒸発してしまうため、保湿効果よりも使用感の良さで使うアイテムと考えましょう。肌のうるおいは美容液で補います。そして乳液・クリームの油分でしっかり肌にふたをします。
【仕上げ】
UVケアとして日焼け止めとファンデーションやフェイスパウダーで仕上げます。
【なりたい肌別】スキンケア方法と注意点~肌の悩み、肌トラブルから肌を守る対策ケア
なりたい肌別に必要なケアや方法、注意点を見ていきましょう。
みずみずしく潤った肌になりたい!
潤った肌はトラブルに強く、キメが整って見た目にも美しいですが、年を重ねるごとにだんだんとお肌は乾燥しやすくなります。乾燥は誰でも起こる肌悩みです。保湿成分を肌に入れて、油性成分で閉じ込める対策をしましょう。
主な保湿成分に挙げられるのが、まずはセラミド(細胞間脂質)。細胞同士をつなぎとめて水分を挟み込み、キープします。この細胞間脂質があれば角質がめくれ上がることもなく健康な肌でいられます。
また、肌自らが保湿成分を生み出す天然保湿因子を持つのが、アミノ酸やヒアルロン酸。しかし、洗顔で流出したり、加齢や睡眠不足で減少するため、セラミド配合の化粧水や美容液のあとに、これらを配合したクリームで補いましょう。
最後にワセリンやミネラルオイルで肌にふたをします。ひどい乾燥には何かとケアしたくなりますが、いつものスキンケアは一度中断し、ワセリンをたっぷり塗って肌を守りましょう。
シミもくすみもないクリアなお肌になりたい!
透明感のある肌を取り戻すには、くすみの5つの原因を知りケアをおこなうことが大事です。
「角質がたまる」…余分な角質がたまると肌の透明度が落ちていきます。ピーリングやゴマージュを取り入れましょう。また代謝を高めるレチノール配合の化粧品は、ターンオーバーを促進してくれるのでくすみ対策に有効です。
「メラニンがたまる」…紫外線や摩擦から肌を守ろうとして生まれるメラニン。美白ケアに加え、毎日のスキンケアで肌をこすらないようにするだけでも少しずつ肌に透明感が出ます。
「血行不良」…血流がにごり、静脈の色で青く見えるためくすんだように見えることも。マッサージや運動で血流を良くしつつ、ビタミンEや炭酸を配合した化粧品でケアをしましょう。
「乾燥」…乾燥によるくすみは、水分保持能力が低下しおこります。しっかり保湿ケアをして、きめ細かい肌を目指しましょう。
「糖化」…糖化とはタンパク質と糖がむすびつき、老化物質を作り出すこと。コラーゲン線維を固めてしまうので、肌のハリや弾力が低下したり、たるみやほうれい線が目立つようになります。また肌は黄色く、くすみます。適度な運動と血糖値をあげない食事で予防しましょう。
ニキビがないフラットな肌になりたい!
ニキビは皮脂量が増えることだけが原因ではありません。角質、皮脂、ニキビ菌が原因となり、次の4つのニキビが発生します。洗いすぎに注意しながら種類にあったケアをおこないましょう。
「白ニキビ」…ピーリング効果のある洗顔料で、肌を清潔に保ちましょう。乾燥が気になるときはニキビができている部分にだけ泡をのせて洗うのがポイントです。
「黒ニキビ」…黒ニキビは皮脂が酸化して起こるため、抗酸化作用の高いビタミンC入りの化粧品でケアをしましょう。ビタミンCは毛穴を引き締める働きもあるので、ニキビ跡にも効果があります。
「赤ニキビ」…炎症しているサインの赤ニキビ。なるべくファンデーションは使わず、クレンジングを省きます。
「黄ニキビ」…赤ニキビと同じケアの後、膿が出たら跡を残さないケアをしましょう。ニキビ跡の色素沈着には美白ケアをし、浅くへこんでいるニキビ跡には、ピーリングやレチノール配合の化粧品で徐々にきれいになります。
ピンとはったハリ肌になりたい!
ハリを失っておこるたるみ。一度現われたら元に戻すのは至難の業。正しいケアでたるみをストップさせましょう。まずはコラーゲン・エラスチンの減少でハリを失い、目立ってくるしわやたるみにピーリングで対策をしましょう。肌の生成力がアップします。目の下に走る深いシワや首のたるみなどにはレチノールやコラーゲン入りの化粧品がおすすめです。
【部位別】スキンケア方法と注意点
顔の筋肉を使わないと表情筋や脂肪が垂れさがり、たるみやシワの多い大顔に…。それぞれの部位にあったケアを行いましょう。
【目元】
アイメイク落としのダメージからくる上まぶたのたるみや、筋肉の衰えからくる目の下のたるみには、目の周囲の筋肉を鍛えるエクササイズがおすすめです。また、エイジングサインであるシワが気になるようになったら、早めにアイクリームを使ってハリを出しましょう。ただしレチノールは刺激が強いので、塗るのは目の下だけにしてください。
【口元】
表情筋がもっとも活発になるのは笑顔の表情です。スキンケアのタイミングで口角を上げる時間を作って、小顔エクササイズをしてください。ただし、肌が乾燥しているとシワをまねきやすいので、乳液を塗りながらおこないましょう。
【ほうれい線】
表情筋の衰えから、頬の厚い脂肪が下がってできるのがほうれい線です。肌の弾力がおち、毛穴を支えられなくなる結果、細長くなった毛穴があつまってたるみがおこることも原因の1つです。定期的にピーリングやスクラブ洗顔で、毛穴のたるみを予防しましょう。
【あご】
同じく表情筋の衰えとリンパの滞りから、あごのたるみはおこります。頬からあごは脂肪が厚い部分なので、全体的に輪郭が下がって二重あごになり、顔の輪郭が四角い印象になってしまいます。フェイスエクササイズと一緒に、UVケアも忘れずに。
【シンプルケアがオススメ】アトピーや敏感肌のスキンケア方法と注意点
アトピー肌のケア
まずは皮膚科医への相談が優先です。皮膚科で処方された薬を使いながら、低刺激の化粧品を使いましょう。アトピーも肌を清潔に保ち、保湿をすることがとても大切です。乾燥を防いでバリア機能を保つスキンケアを心がけましょう。
敏感肌のケア
敏感肌は、普通の人は感じない刺激に反応してしまう状態で、デリケートな乾燥肌とも言えます。なかには自分を敏感肌だと思い込んでいる方も。焦って過剰なスキンケアをせず、極力シンプルケアを心がけましょう。
まとめ
自分に合ったスキンケア方法でなりたいお肌を目指すには、やりすぎも、やらなさすぎもNGです。正しい知識を毎日のスキンケアに組み込んでいきましょう。
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