大人のためのスキンケア
「エイジングケア」をはじめよう!
30年後にもきれいな肌でいるために「エイジングケア」をはじめませんか?睡眠を毎日しっかりとり、規則正しい生活や栄養バランスのいい食事を心がけましょう。また、お酒やたばこは控えめに。特別なことではありませんが、それこそがエイジングケアなのです。
スキンケアにエイジングケアをとりいれるのはいつから?
エイジングケアは何歳から始めるべきなのでしょうか。例えば、シワは一度できてしまったら持続してそこにできてしまうものです。10代でも笑ったところにシワができます。大切なのは、できてしまったシワを何とかしようということではなく、シワができにくい肌をつくっておくことです。エイジング前のエイジングケアと考えるべきです。
とはいうものの、エテルナ世代の方が気になるのはエイジングケアを開始する具体的なサインですよね。下記のチェックリストで確認してみましょう。
【チェックリスト】
✓くすみ
ターンオーバーがペースダウンしているサイン。20代ではターンオーバーの周期は28日。それが、40代では40日ほどかかってしまうようになります。そうなるとシミが消えにくくなったり、角質層が厚くなって肌がくすんだりするのです。
✓乾燥
抜群の保湿効果があるセラミドの生産量が加齢とともに下がるため、肌は水分を失います。
✓シミ
長年浴び続けてきた紫外線の影響で表皮が厚くなり、メラノサイトが活性化してシミができます。
✓シワ&たるみ
コラーゲンの生産量が減り、紫外線や糖化の影響でコラーゲンが変性しておこります。
次に、これまでのスキンケアと、エイジングケアの違いをご紹介します。
【クレンジング料】
メイクを落とす力の強いものは濃いメイクをしたときのみに。肌への優しさを基準にしましょう。
【洗顔料】
余分な成分を含まない固形石鹸にしてみるのもよいでしょう。アンチエイジングに役立つ成分を配合したものもありますが、流した段階で流出してしまい、スキンケア効果が期待できないこともあるので注意が必要です。それよりも洗浄力が肌に合っているものを選ぶことが大事です。
【化粧水】
化粧水を選ぶときは、アンチエイジング成分であるビタミンC誘導体やナイアシンが配合されているものがおすすめ。これらの成分は水溶性なので、クリームなどよりも化粧水に入っているものの方が安定していて肌への吸収もよいのです。
【美容液】
美容液こそエイジングケアの主役。プチプラは卒業して、質の高いものを選びましょう。つけかたも、気になる症状の部分だけに塗るのではなく、顔全体にのばすようにしましょう。
【クリーム】
目元・口元には重ね付け。クリームも薄く顔全体に塗るようにします。
エイジングケアでやってはいけないスキンケア
毎日のスキンケアは、手でおこなうようにしましょう。パンパンとコットンでの強いパッティングは肌への刺激が強く、それを長年続けるとシミの原因に。乳液やクリームも、そっとたたきこむように入れ込みます。
クレンジングも力を入れたり時間をかけるのはNG。洗顔はとにかく手早くが鉄則。たくさん泡をたてようとすると、ぬれたままの肌が乾燥していきます。卵を割らない程度のちからで優しく洗い、ぬるま湯でしっかりと(強くではなく)すすぎをします。顔をぬらしてからすすぎまでの目安は2分です。
また、つける量も注意したいところです。肌のツヤがなくなってきたからと、クリームを厚塗りしたくなりますが、ニキビやテカりの原因になってしまいます。
気軽にできるエイジングケア
肌をイキイキさせてくれるマッサージや、食生活を見直して体内から美しさの本質を引き出すコツをご紹介します。
■マッサージで肌を元気に
【顔の筋トレ】
「顔の輪郭がぼんやりしてきた」「クマやほうれい線が目立ってきた」これらはたるみが原因です。たるみはシワと同じくコラーゲンの減少と、表情筋の老化(ゆるみ)も関係しています。スキンケアに顔の筋トレも加えてみましょう。
【表情筋マッサージ】
顔には30以上もの筋肉があります。首の筋肉や顔の深いところにある顔深筋をマッサージすることで、小顔・リフトアップが期待できます。老廃物をリンパドレナージュによって流していくため、初めての施術では痛みを感じる方もいるかもしれませんが一度は試す価値ありですよ。
【顔ヨガ】
顔ヨガは、ほうれい線を意識しながら顔の筋肉を動かします。様々な種類がありますが、口角挙筋と舌筋を使って口角をあげたり、下眼瞼筋を動かすことで顔全体にストレッチ効果があり、小顔効果、ほうれい線やたるみ、目元のたるみやクマにも効果的。ぜひ毎日おこなってください。
■体内美容も大切
美肌作りには体内美容がかかせません。体や肌をつくるために必要な栄養を、毎日きちんととること。脂肪と炭水化物、塩分の取り過ぎに気をつけましょう。ダイエットのためにお肉を控えめにする方もいますが、たんぱく質は肌の材料(コラーゲン)になります。エイジングケアに効果的な栄養素が含まれる食材をいろいろと取り入れ、働きを補いあうことで美肌効果が生まれます。特定のものばかり食べたりサプリメントに頼らず、バランス良く食べるようにしましょう。水分補給は、あたたかいものをゆっくりと。みずみずしい肌はスキンケアで補いましょう!
■エイジングケアに役立つ主な食材
【ビタミン類】
ビタミンA(にんじん、かぼちゃ)・ビタミンC(ブロッコリー、キウイ)・ビタミンE(ナッツ、オリーブオイル、アボカド)
【ポリフェノール類】
イソフラボン(大豆製品)、アントシアニン(ブルーベリー、なす、ぶどう)
【カロテノイド類】
リコピン(トマト、すいか)、ルテイン(ほうれんそう、とうもろこし)、アスタキサンチン(鮭、えび)
■質の高い睡眠をとる
肌は眠っている間に生まれ変わります。睡眠に勝る美容液はないと心得て、「眠り」の大切さも見直しましょう。理想的な睡眠時間は6時間で、肌の再生にかかる最低時間です。睡眠にはリズムがあります。睡眠の最初の3時間は特に眠りが深く、その間に成長ホルモンの分泌が高まり、肌のターンオーバーも活発になります。年齢を重ねるごとに睡眠時間が大切になり、睡眠不足の影響は強く肌にあらわれます。
時間だけでなく、睡眠の質も大切。寝る前には体をリラックスさせる副交感神経の働きを活発にしたいもの。寝る前には脳を刺激するものは避けます。20時以降のカフェイン摂取もやめましょう。不眠の原因は、昼間長時間パソコンに向かっているなど、脳は緊張しているのに体は疲れていないことかもしれません。仕事や家事の合間に軽く体を動かしましょう。
まとめ
大人のためのスキンケア、エイジングケアはサインがでたらすぐにでもスタートするのが、将来もきれいな肌でいられるコツです。また、外からだけではなく、内側からもエイジングケアをしていきましょう。
関連コンテンツもチェック!