鏡を見て以前よりも肌のハリやツヤが減っていることに気づき、ハッとした経験がある方は少なくないはず。肌のハリ・ツヤが失われてきたと感じたら、原因を知ったうえで適切なお手入れを行うことが大切です。ハリ・ツヤのある若々しい印象の肌を目指すために心がけたい、スキンケアのコツなどをご紹介していきます。
※この記事での「エイジングケア」とは、年齢に応じたケアを指します
肌のハリ・ツヤがない!取り戻すことはできる?
肌にハリやツヤを「あたえる」ことは可能。多角的にエイジングケアを行うことが大切なので、シワ改善の効能効果が認められた医薬部外品を使うのもおすすめです。スキンケアのアイテムや方法を見直してハリ・ツヤをキープし、いきいきとした肌印象を目指しましょう。
肌のハリ・ツヤがなくなる原因
適切な対策をとるために、肌のハリ・ツヤがなくなる原因をあらためて理解しておきましょう。
乾燥
ハリ・ツヤがある肌の最たる条件は、十分なうるおいがあること。気温や湿度の低下、不十分なスキンケア、ホルモンバランスや生活習慣の乱れ、紫外線といったさまざまな理由で肌が乾燥すると、みずみずしさやしなやかさが失われてハリ・ツヤが低下します。一時的であれば回復しますが、乾燥によってハリ・ツヤが低下した状態が続くと、シワやたるみなどに発展してしまうことも。
加齢に伴う変化
年齢を重ねると、ハリ・弾力を支えるコラーゲン・エラスチンなどのタンパク質が糖と結びつく「糖化」という現象が起こり、たるみやシワ、黄ぐすみなどを引き起こします。
また、ハリやツヤを生み出す女性ホルモン・エストロゲンの量は年齢と共に減少。代謝が悪くなり、NMFや細胞間脂質、皮脂といった肌内部のうるおいを保つ成分も減少してしまいます。
紫外線
紫外線を浴びると肌表面の水分が奪われて乾燥し、ハリやツヤの低下、小ジワなどを招きます。
また、肌老化の約8割は紫外線による「光老化」が原因。紫外線のうち肌奥の真皮層にまで到達するA波(UV-A)には、コラーゲンやエラスチンを破壊する性質があります。ダメージが長年かけて肌に蓄積され、ハリ・ツヤの低下だけでなくシワ・たるみにつながるリスクも。
表情筋の衰え
からだの筋肉と同じように、肌のハリを支える表情筋も年齢によって衰え、使わないほど機能が低下します。普段人と話す機会が少ない方や、マスク着用によって顔の筋肉を動かす機会が減っている方は要注意です。
生活習慣の影響
栄養の偏った食生活や睡眠不足など、生活習慣による影響も少なからず考えられます。乱れた生活習慣によって代謝が乱れれば、肌のバリア機能が低下。いつの間にか肌が乾燥し、次第にハリ・ツヤが失われている可能性も考えられます。
肌のハリ・ツヤを保つためのスキンケア
失われがちな肌のハリ・ツヤを保つために、スキンケアで意識したいポイントを見ていきましょう。
保湿重視のスキンケアに切り替える
ハリ・ツヤ低下の大きな原因となる乾燥を防ぐため、まずは十分に保湿することを意識しましょう。通常のラインよりも保湿が強化されている、各ブランドのエイジングケアラインに切り替えるのも手。セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲン・ライスパワー®No.11(米エキスNo.11)などの保湿成分が配合されているものは特におすすめです。
化粧水と乳液のセット使いが保湿の基本ですが、うるおい不足を感じたら美容液やクリームもプラスしましょう。特に、油分の配合量が多いクリームは保湿力がもともと高いうえ、化粧水や乳液、美容液であたえたうるおいを肌に閉じ込める効果があります。
シワ改善アイテムを取り入れる
ハリ・ツヤの低下を放置するとシワにつながってしまうことを踏まえ、シワ改善の効果を謳ったアイテムを取り入れるのもおすすめです。
メジャーなナイアシンアミドやレチノールなどもありますが、特に注目したいのは肌の水分保持能改善とシワ改善の効能をもつ有効成分「ライスパワー®No.11+(プラス)」。「ライスパワーNo.11」を進化させた新しい有効成分で、ハリ・ツヤのキープに欠かせない保湿はもちろん、同時に今あるシワの改善までできると話題です。
紫外線対策を行う
ハリ・ツヤの低下につながる乾燥だけでなく、その先のたるみやシワを防ぐためにも、紫外線対策を念入りに行いましょう。紫外線は天気や季節に関係なく地上に届いているので、日やけ止めは365日使うのが基本。日傘や衣類なども活用し、自分にとってストレスにならない方法でUVケアを続けましょう。
スキンケア以外のハリ・ツヤ対策
肌のハリ・ツヤの低下はさまざまな原因で起こるので、スキンケア以外の対策も取り入れましょう。
ハリを支える表情筋をケアするためには、スキンケアのついでに肌を軽くマッサージするのもおすすめ。摩擦が起きないよう、気持ちいいと感じる力加減でやさしく肌をほぐしましょう。
また、食事や睡眠も見直したいところ。栄養バランスのとれた食事を意識しつつ、コラーゲンの元になるアミノ酸を含むたんぱく質を積極的に摂りましょう。睡眠は単に長時間とればいいというわけではなく、熟睡感を得られるかが重要。からだを回復させてすこやかに保つ成長ホルモンは、眠り始めてから3時間ほどの間にもっとも多く分泌されると言われています。スムーズに入眠できるよう、また途中で覚醒せずぐっすり眠れるよう、おやすみ前の過ごし方や寝室の環境なども見直してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ハリ・ツヤの低下には、基本となる保湿を重点的に行いつつ、シワ改善アイテムを取り入れて対策するのがおすすめです。化粧品の選び方や使い方を工夫して、ハリ・ツヤがあふれるフレッシュな肌を目指しましょう。